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【 noteで学ぶ ビジネスモデル 】 " クラウドソーシング "ってどんな仕組み?

= こんな人におすすめの記事です =

「 昇進はありがたいけど、育児、残業、部下の指導で、ビジネスの勉強時間がない!最近は商品も売れにくくて、ビジネスモデルを学びたいのに…。 」

これ、僕の欲求です(苦笑)。
でも、あるある、ですよね?

ですが、なかなかどこを調べたらいいか分からないし、これらの情報にたどり着けないことがしばしば。

…ということで、このnoteでは、隙間時間に学べる『 ビジネスモデルの基本のき 』を週に1つずつお届けしています。皆様のお仕事に、またチームメンバーの育成などにご活用ください。

なお、『 他にもこんなビジネスモデルがありますよ! 』というものがありましたら、ぜひコメント欄で教えてください。教えてくださった方に、1コメントにつき100円をnoteのサポート機能でプレゼント!


= 今週のビジネスモデル:クラウドソーシング =

① ビジネスモデルの名前

クラウドソーシング(Crowdsourcing)

② ビジネスモデルの解説

クラウドソーシングとは、企業が特定の課題やプロジェクトを外部の「群衆」に委託する手法です。従来のアウトソーシングとは異なり、クラウドソーシングでは主にインターネットを通じて不特定多数の人々に課題を公開し、解決策を募ります。このモデルの利点は、幅広い知識やスキルを持つ専門家やアマチュアの力を活用し、低コストで革新的な解決策を得られる点にあります。

クラウドソーシングの成功例としては、アートやデザイン分野でTシャツのデザインを一般公募するThreadless社の事例があります。デザイナーが自らの作品をサイトに投稿し、顧客の投票により製品化が決まる仕組みで、選ばれたデザイナーには報酬が与えられます。もう一つの例は、通信機器メーカーのCisco Systems社が開催するI-Prizeコンテストで、世界中の若手イノベーターがクラウドソーシングを通じて提案したアイデアが開発に採用されています。これにより、同社は大規模なR&D部門に頼らず、革新的な製品を生み出すことに成功しています。

収益化のポイントとして、クラウドソーシングに参加する人々の動機付けが重要です。金銭的報酬、名誉、または自己満足感を提供することで、より多くの人々を巻き込むことができます。また、企業は参加者から得た解決策を活用することで、開発コストを削減し、イノベーションを加速させることが可能です。

Who:
クラウドソーシングを利用するのは、広範な問題解決が必要な企業。

How:
課題を公開し、外部の参加者に解決策を募る。

Why:
自社内のリソースだけでは解決できない問題を、低コストかつ多様な視点から解決できるため。

What:
イノベーションの促進や新製品の開発、コスト削減。


③ このビジネスモデルを使用している代表的な会社と活用例

Threadless
Tシャツデザインの公募を通じて、顧客投票で製品化。選ばれたデザイナーに報酬を支払い、新しいTシャツデザインを毎週3~4種類発売しています。

Cisco Systems
I-Prizeコンテストで、世界中のイノベーターからアイデアを募り、選ばれたアイデアを開発に採用。成功したイノベーターには報酬が支払われます。

P&G
"Connect + Develop"プログラムを通じて、外部の科学者や研究者との協力で製品開発を進めています。研究部門の生産性を5年間で60%向上させました。

④ 従来用いられていたビジネスモデルの解説

従来、企業は主に社内のR&D部門や外部のコンサルタントを通じて新製品の開発や問題解決を行っていました。外部の協力を得る場合でも、限られたパートナー企業や専門家に依存していました。このモデルでは、新しいアイデアや技術を得るために多額のコストがかかり、企業のリソースも限定されていたため、イノベーションのスピードや幅が制限されていました。クラウドソーシングは、より多様な人々から低コストで革新的な解決策を得る手段として、従来のアプローチに取って代わりました。


* 引用

ビジネスモデル2.0図鑑

ゼロからつくるビジネスモデル

ビジネスモデル・ナビゲーター



= あとがき =

noteをご覧いただきありがとうございます。

会社員の傍ら、上海で塗り絵本作家になりました、KENTA AOKIと申します。日本・中国を拠点に、個展をしたり、アジアやアフリカの子供たちと塗り絵イベントを行ったり、塗り絵本を出版したり、そういった作家活動を行っております。

作家活動を進める中で、美大卒でもない、若輩者の私は、“ アート ”に関して日々色々なことを学び、そのうえでアート作品を創るようにしております。というのも、“ 美大卒でもない ”というのが結構コンプレックスなんです。

ただ、そんなことを続けていく中で分かってきたのは、

「 アートを学ぶ方法って色々あって、美大の知識は勉強したらつけられるかも!? 」
「 アートって実は科学的かつ論理的で、むしろ理系向きかも!? 」
「 アートを届けるには、ビジネスの知識も必要なんだな 」

でした。

学べば学ぶほど、アーティストだけが“ アート ”を学ぶ・理解するのは非常にもったいないなと思ったのと同時に、もっともっと“ アート思考 ”を応用すると、おもしろいものやサービスが生まれるんじゃないかと思いました。

日々本を読み、実戦しながら、学んでいる僕がこれらを伝えていくことで、よりリアリティを持って、学びが共有できたら嬉しく思います。僕と同じ境遇にある方々に届き、共感頂けたら更に嬉しいです。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

頂戴いたしましたサポートは、インドネシアやタイの子供たちに塗り絵本を送るための活動資金に活用させていただきたいと思っております。 何卒よろしくお願い申し上げます。