【 noteで学ぶ 最新おでかけ展覧会 】 11月第3週はどこに行く?
= こんな人におすすめの記事です =
「 教育もかねて子どもとアートを楽しみ、僕自身もアートを学ぶ週末を過ごしたいけれど…時間がなくて情報収集が追いつかない! 」
これ、僕の欲求です(苦笑)。
でも、あるある、ですよね?
ですが、なかなかどこを調べたらいいか分からないし、これらの情報にたどり着けないことがしばしば。
…ということで、このnoteでは、『 最新のおでかけスポット・展覧会 』の情報を週に1回お届けしています。今週のおでかけ先の参考にしてください。
なお、『 他にもこんな展覧会がおススメですよ! 』というものがありましたら、ぜひコメント欄で教えてください。教えてくださった方に、1コメントにつき100円をnoteのサポート機能でプレゼント!
= 今週のおでかけ展覧会:東日本編 =
松岡美術館
松岡美術館は、1990年に松岡清次郎のコレクションを基に開館しました。日本の美術館の中でもユニークな収蔵内容を誇り、古代東洋から現代西洋美術まで幅広いジャンルを展示しています。美術作品を通じて多様な文化と歴史を紹介することを目的にしており、訪問者に感動と発見の場を提供しています。
特別展「中国陶磁展 うわぐすりの1500年」
期間:2024年10月29日~2025年2月9日
解説:この展示では、後漢から明に至る約1500年間の中国陶磁器の歴史と美を、釉薬(うわぐすり)の観点から紹介しています。釉薬は陶磁器にガラスのような光沢や保護効果を与える重要な要素であり、三彩、青磁、澱青釉などの美しい作品が多様に展開されます。展示作品には、緑釉を用いた明器や華やかな唐三彩、深みのある青磁、幻想的な色合いの澱青釉が含まれ、釉薬が生み出す豊かな表現と独自の色彩が堪能できます。釉薬が陶磁器に与える芸術的な可能性と表現力を体験できる展示です。また、2024年12月21日(土)には学芸員によるギャラリートークも予定されており、展示の理解をさらに深められる機会です。
* 本展では特定の作家ではなく、中国陶磁器全体がテーマ *
作品の特徴:
釉薬を用いた多様な表現が特徴であり、緑釉の明器、複数色の釉薬を使った唐三彩、深みある青磁など、時代ごとの技法が反映された作品が揃います。代表的な作品としては「三彩大壺(唐)」や「青磁袴腰香炉(南宋)」などがあり、釉薬の色彩美と質感が見どころです。
アクセス
名前:松岡美術館
住所:東京都港区白金台5-12-6
電話番号:03-5449-0251
最寄駅:白金台駅(東京メトロ南北線・都営三田線)
* 合わせて立ち寄りたいおでかけスポット *
韓国料理、美味しそう…やっぱりチヂミが好きです。
= 今週のおでかけ展覧会:西日本編 =
福田美術館 -FUKUDA ART MUSEUM-
福田美術館は、京都・嵐山の美しい自然に囲まれた新しい日本文化の発信拠点として、2019年に設立されました。主に江戸時代から近代にかけての日本画を中心としたコレクションを所蔵し、季節ごとの企画展を行っています。設立当初から地元京都や観光客に親しまれ、アートファンを魅了する施設となっており、ミュージアムカフェやショップも併設し、渡月橋を望むロケーションが特徴です。
開館5周年記念「京都の嵐山に舞い降りた奇跡!! 伊藤若冲の激レアな巻物が世界初公開されるってマジ?!」
期間:2024年10月12日(土)〜2025年1月19日(日)
解説:福田美術館の開館5周年を記念した特別展で、伊藤若冲の新発見作品《果蔬図巻》を含む若冲作品約30点が展示されます。この作品は世界初公開となり、希少価値の高い内容です。また、若冲と関係の深い友人や弟子たちの作品も同時に展示され、日本画の多彩な魅力を堪能できる内容です。江戸時代を代表する若冲の作品を間近で観られる貴重な機会で、絵巻や屏風なども含まれており、視覚的に豊かな日本美術の世界が広がります。
* 伊藤若冲 *
経歴・特徴:
伊藤若冲(1716–1800)は江戸時代中期を代表する画家で、動植物を独自の視点で描いた作品で知られています。緻密な描写と大胆な色彩表現を特徴とし、特に動物画や植物画の分野でその才能を発揮しました。彼の作品は、ユニークで革新的なデザインが魅力とされ、独特の構図や陰影の扱いで当時から評価が高かったです。
代表作品:
《鳥獣花木図屏風》、本展で初公開の《果蔬図巻》
アクセス
美術館名:福田美術館 -FUKUDA ART MUSEUM-
住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16
電話番号:075-863-0606
最寄駅:嵐山駅(京福電気鉄道)
* 合わせて立ち寄りたいおでかけスポット *
おばんざい、大人になって本当に好きになりました。京都の漬物系が大好きです。
= 今週のおでかけ展覧会:ギャラリー・海外編 =
YOD Gallery
YOD Galleryは2008年に大阪で設立され、作家と共に新たな価値観や表現を国内外へ発信してきました。2020年にはYOD Editionsを大阪に、2022年にはYOD TOKYOを東京・表参道にオープンし、ジャンルにとらわれない展覧会を開催しています。さらに、2024年には日本最大級のギャラリーコンプレックスであるTERRADA ART COMPLEX II内に新スペースを開設し、次世代の文化発信拠点として活動を続けています。
関根伸夫展「空相 – 皮膚」
期間:2024年9月7日(土) - 11月16日(土)
解説:東京・天王洲に新たに開設されたYOD Galleryのオープニング展として、関根伸夫の「空相 – 皮膚」展が開催されます。本展では、関根が晩年に取り組んだシリーズ作品を中心に、制作過程のドローイングを含む約30点が展示されます。関根の作品は、東洋的な伝統心性と周囲の空間への敬意を反映しており、今回の展示では東京都品川区の旧来の陸地と新興の埋立地から成る天王洲のギャラリー空間との対話が新たな意味を生み出します。戦後日本美術の一翼を担った彼の作品群が新しい文脈で紹介され、訪れる方に深いインスピレーションを与えます。
* 関根伸夫(Nobuo Sekine) *
経歴・特徴:関根伸夫(1942-2019)は、多摩美術大学大学院油絵研究科修了後、1960年代に「もの派」の代表作家として活躍しました。特に「位相−大地」(1968年)は「もの派」の原点とされ、戦後日本美術の重要作品と称されています。1970年にはヴェネチア・ビエンナーレの日本代表アーティストとして世界的に評価され、晩年まで精力的に作品制作を続けました。特徴的な作品には、自然や空間との調和を意識し、東洋的な視点から環境との対話が込められています。
アクセス
名前:YOD Gallery
住所:東京都品川区天王洲5-6-4 TERRADA ART COMPLEX II 3階
電話番号:提供されていません
最寄駅:天王洲アイル駅(東京モノレール、りんかい線)
* 合わせて立ち寄りたいおでかけスポット *
すっごい参考になりました!情報量がすごい…
= あとがき =
noteをご覧いただきありがとうございます。
会社員の傍ら、上海で塗り絵本作家になりました、KENTA AOKIと申します。日本・中国を拠点に、個展をしたり、アジアやアフリカの子供たちと塗り絵イベントを行ったり、塗り絵本を出版したり、そういった作家活動を行っております。
作家活動を進める中で、美大卒でもない、若輩者の私は、“ アート ”に関して日々色々なことを学び、そのうえでアート作品を創るようにしております。というのも、“ 美大卒でもない ”というのが結構コンプレックスなんです。
ただ、そんなことを続けていく中で分かってきたのは、
「 アートを学ぶ方法って色々あって、美大の知識は勉強したらつけられるかも!? 」
「 アートって実は科学的かつ論理的で、むしろ理系向きかも!? 」
「 アートを届けるには、ビジネスの知識も必要なんだな 」
でした。
学べば学ぶほど、アーティストだけが“ アート ”を学ぶ・理解するのは非常にもったいないなと思ったのと同時に、もっともっと“ アート思考 ”を応用すると、おもしろいものやサービスが生まれるんじゃないかと思いました。
日々本を読み、実戦しながら、学んでいる僕がこれらを伝えていくことで、よりリアリティを持って、学びが共有できたら嬉しく思います。僕と同じ境遇にある方々に届き、共感頂けたら更に嬉しいです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。