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"南方熊楠を弾く”
"南方熊楠を弾く”
そこに繋がっていく過程で、私の周辺で
全く違う南紀タイムラインが2つ走っていました。
その2つのタイムラインが一つに繋がったのが
1月14日(土)熊野古道の宿”霧の郷 たかはら”サプライズ公演でした。
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【タイムライン①】
25年前から和歌山公演ツアーで呼んでいただいている
老舗ライヴハウス”オールドタイム”。
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近年そこでPAをされているN氏に私の絵画を気に入って頂き、
4年位前から私の絵画作品を買ってくれたり、
ライヴペインティング作品を終演直後に買ってくれたりしていました。
2021年末に『ワタリバッタコーヒー』を開発した際にはさらに興味を持っていただき、
![](https://assets.st-note.com/img/1674265688591-b4kwO9wc7G.jpg?width=1200)
2022年のNPOの初夏の環境系のイベントで
講演兼ねて演奏に来てほしいということに。
その他にも別のクラブでのN氏が関わるイベントでも
『ワタリバッタコーヒー』を販売したいと。
「商品に至るストーリーも説明したいので、私も現場に演奏かねていきます」と私も東京から和歌山のクラブへ行きました。
![](https://assets.st-note.com/img/1674265729145-0EDtEbDgjT.jpg?width=1200)
その様子は『わかやま新報』GW最終日の一面記事となり、
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その情報や周辺でのテレビ出演などの情報と共に
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![](https://assets.st-note.com/img/1674265777896-UCRxqCurCN.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1674265867862-khjYQ1ILFu.jpg?width=1200)
7月にNPOイベントで再び和歌山へ。
ダブルヘッダーで和歌山本町公園「てとこと市」の後は
日高町のシャンセシャンセへ。
夏の到来を象徴するようなすがすがしい野外イベントは盛り上がり、
![](https://assets.st-note.com/img/1674265915402-0rfsSV71Mu.jpg?width=1200)
同時に20数年来、和歌山県は和歌山市内でしか演奏経験がなかった私は
さらに南の深い森に魅せられました。
翌日に徳島に表敬訪問で呼ばれていたので和歌山からフェリーに乗った際、乗客が”かげろう”というお菓子を持っていて、
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「これはなんだろう?」和歌山県の銘菓であることがわかり、
日高町の方々からは旬の食材と共に後日お土産で送って頂きましたが、
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その時にはどこの町の銘菓かはわからず。
*タイムライン②でも後述します。
「もっと南紀の深い森に昆虫の鳴き声を採集に行きたいです」
とN氏に言ったら、ご縁をいただき、
10月頭には串本の本州最南端の劇場、田並劇場さんと
![](https://assets.st-note.com/img/1674266088008-A0CDkk5J8q.jpg?width=1200)
新宮のライヴハウスTONGAさんに演奏にうかがうことに。
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いずれも濃厚かつ素敵な体験が目白押しで、
ますます南紀にはまってしまいそうな私にN氏が
「まだまだカゲロウさんに繋げたい南紀の自然や場所があります。
たとえば”南方熊楠とコラボ”とかどうですか?」と。
南方熊楠は
ザッパ、イーノ、オーネット、ダヴィンチ、ピカソ、北斎とともに、
私の世界観表現の精神的支柱7人の1人。
興味がないわけがありません。
「今の南方熊楠記念館館長は生物学に造詣が深い方です。
カゲロウさんの活動に興味を持っていただけるはず。
一度会いにいってみては?」
そこでタイムライン②につながる行程で2週間後には白浜の記念館へ。
![](https://assets.st-note.com/img/1674266214708-njlZ7SNwr4.jpg?width=1200)
館長直々に貴重なガイドまでしていただき、
紀伊田辺の宿まで送迎いただく際に
先述の銘菓”かげろう”本社が記念館の至近にある偶然!
「もしまた南紀に来ることがあったら改めて食事でも」と館長に仰っていただき、たかはら公演の前日2023年1月13日(金)に田辺で再会。
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【タイムライン②】
①の2022年10月頭の串本公演の前日が和歌山、
前々日が西日本ツアーの玄関、大阪新世界のこされ島公演でした。
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そこに広島の呉から毎回観に来てくれるMさんという
施術師のお客さんがいました。
きっかけはのこされ島の中峯翔さんが
2022年1月5日ののこされ島公演の私の演奏のリハーサル動画を
インスタのストーリーズに10秒だけアップしたのを観たこと。
それ以来、隔月の公演は全て呉から大阪まで観に来てくれていました。
*ちなみにその10秒動画は他にも
映画監督の小楠健志氏も偶然観ていて、
映画『仮面ファイター』音楽監督や
別の制作中の映画主演はその10秒の動画がきっかけでした。
件のMさんが
「ここに来る前に熊野の川湯温泉にいたんだけど、
そこの店主の百合光平さんという方が
カゲロウさんを呼びたいって言ってましたよ。」と。
大変光栄なので是非伺いたいけれど、
年内で都合が合うのが直近の2週間後しかありませんでした。
なので早速串本公演先から連絡をとりあい、
10月16日に川湯温泉”すみ家”さんでの公演が実現しました。
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公演当日は前日の熊楠記念館訪問の滞在先の宿から
呉のMさんが車でピックアップ。
熊野の川湯温泉までドライブしてくれました。
すみ家公演は大盛り上がりで終了。
![](https://assets.st-note.com/img/1674266459661-G41fxDVoQC.jpg?width=1200)
お客さんもそれぞれに
専門的知識や技術のある方々が来ていましたが、
その中で瀞峡の名物船頭が終演後に一言
「あなたが熊楠に見える」と。
その言葉と共に、いっさい迷うことなく、
カゲロウの絵画を購入していかれました。
![](https://assets.st-note.com/img/1674266496587-ujfMPP9YzG.jpg?width=1200)
すみ家の光平さんが終演後
「昔の同級生で、熊野古道で一番人気の宿を経営している
小竹治安さんという方にカゲロウさんの話をしたら
「ぜひうちでも演奏を」と言っていたので後ほど紹介します」と。
そのお話がありがたいことに
2023年1月14日(土)に決まり、
演奏に行くことに。
前日には前のりで熊楠記念館館長と紀伊田辺で会食の予定でしたが、
小竹さんが「前のりの田辺に僕も合流します。宿も紀伊田辺駅前を紹介します。熊楠記念館も実は別件で訪問していて館長とも面識があります」と。
さらには小竹さんの一族は熊楠記念館のある白浜の名士で、周辺の土地にも縁があり、先述の銘菓”かげろう”の福菱さんもお知り合いだとのこと。
そこから紀伊田辺で三者会談となり、
翌日は白浜から小竹さんのドライブでたかはらへ。
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たかはら公演には記念館館長もご来場。
①②のタイムラインがここでひとつになり、
"南方熊楠を弾く”がより具体的な流れに向かうことになりました。
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”霧の郷 たかはら”公演はあるお客さんの還暦祝いで、
那智勝浦のギタリスト濱口祐自さんを筆頭に、
南紀のベテランミュージシャンが集う現場に
サプライズゲストという形で出演しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1674266589877-NgX5AJrutV.png?width=1200)
あえて一番最初に演奏させていただき
小竹さんのフラメンコギターを挟んで
後半は南紀のベテランミュージシャンが従来の形で
深夜までセッションするという
参加者全員が気持ちよく過ごせた、
小竹さん一流の演出のイベントとなりました。
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南紀の旅はまだまだ続きます。
新たな出会いと
ここまでの親交の数々の進展と
深い森の探究を
楽しみにしています。
今沢カゲロウ
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