見出し画像

「落ちろ!」大バカ者であることを受け入れる

さて、1000万を失った日から4日目です。
今日もとても穏やかな気持ちです。

「なぜ、こんなに立ち直りが早いんだろう?」


このキモくて興味深い問いを今日も一緒に探究してみましょう。

▼前回の記事


「なんだったら、おカネがなくなったことにちょっと気持ちが軽くなっている。」

と、昨日書きました。
今日はこのことを深掘りしてみます。


事件前、私の毎日は「超幸せだったのか?」と問われると
そうでもなかった。
実はここ2年ほどうまくいかない現実に悩んでいた。
仕事は軌道に乗っていたけど、「幸せ」を感じられていなかったのだ。
なぜか?

今思えば
「立派な人になろう」としていたんだと思う。

もっと技術力を上げて、お客さんを満足させる良い仕事が出来るようになって、もっと稼いで、海外でも活躍して、知名度をあげたい!

「でもなれない」というのが苦しみだった。
せっかく軌道に乗っているんだから、このままそうなるべきなのに、なぜかブレーキを踏んでいた。これ以上無理だと。
「本当の幸せ」がその先にあるように思えなかったのだ。

一番の目標は「幸せを感じること」
なのに私は
結果の出ない頑張りにずっとすがろうとしていた。
全く違った場所、感覚を求めて行動するが、結果の出ない努力をずっと続けていた。
今まで人一倍努力をしてきたプライドがあったのだ。
それは、何度も何度も窓ガラスにぶつかる小さなハエに過ぎない。

私のことを私は誰よりも知っているという思い込み。
実際は私が一番見えていない。
見えていたら幸せを感じられるはずなのだから。

しかし、
積み上げてきたおカネが一瞬で消えたことで

おカネと同時に、
プライドが消えて、執着が吹っ飛んだ。


あ〜、立派になれなくていいんだ。


諦めと同時にこんな言葉が出てきた。
そっか。
だからこんなに楽になっているんだ。
気負いが消えてしまったのだ。


だって、すっげーーーーーーーーーバカだもん。

大バカ者だと痛感したんよ。
自信がないから謙虚なのかな、とか思ってたけど。
なんだかんだプライドあったんじゃん。
人よりすごい努力したとか自負あったんじゃん。
立派な自分を演出したいとか思ってたじゃん。
こんなバカなのに。
正確に自分を見ていなかった。

落ちるところまで落ちたら、落ち着きます。


すんげーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー深いところまで落ちたわ。


え?こんなに深いところまで落とされるもん?
これより落ちたことある方、励みにしたいんでちょっとコメントくれますか?

神様、、、随分落としますね。
ここまで落とさないと落ち着けない程の、ひどいプライドだったんですね。
あ、、、ありがと、、、う、、、う、、、
うんぎゃぁアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ 三三(ノ இωஇ)ノ


ゼロに戻った。
そして、
素直になった。


自分を徹底的に捨て去ることで、私はゼロの地点に戻った気がした。
はぁ〜!またここからスタートなんだなって。

何もない大バカ者の自分を自覚して
ここからまた、道を切り開こうとしている。

だからちょっとワクッとするし、
心が軽いし、
気負いがなくなった。

大バカ者であるという自覚を本当の意味でしたから、
周りの人の優しさ、真っ当に生きている人々の尊さが身に沁みるようになったのだ。

普段の何気ない平和な会話も、微笑ましい。
お釣りを手を添えて渡してくれる薬剤師さんの優しさを感じる。
お風呂が気持ちいい。
みんなが優しい。
仕事をくれるクライアントがいる。
絵を描くのが前より楽しい。
図書館で本を延滞してても優しく伝えてくれる。
日常の一つ一つが本当に身に沁みて、
感謝が湧いてくるんだ。

なんだよこれって。
いつもあったやつじゃん。
なんで今更こんなにビンビン感じちゃってるのって。
不思議だったけど。

そっか、自分が相当落ちたから、
今まで上から目線で気づかなかった日常の幸せに
ビビットに気づくようになったんだ
って。

ようやく、日常の幸せと目線が合ったんだ

って気づいた。

自分をできる人に見せなきゃ
自分を美しく見せなきゃ
自分の評判を守らなきゃ

こういう努力のこと大賢(非常に賢い人)という。

それ以上に、自分の本質の心が、
世間の常識、執着、プライド、ルール、体裁、見栄、エゴを超えて
世界に愛を与えたいと思っている。
それが本当の美しい女性。

大愚は大賢に勝る。
大愚への境地へは、まずは素直さが必要。

時代を変えていくのは、
ヨソ者 若者 馬鹿者。

そんなことを大愚和尚が教えてくれました。

6年前に見た動画だけど、
実際に自分が落ちて、ようやく腑に落ちた。

「大愚」の域にはまったく程遠いけど、微愚には近づけたかしら…?
(大愚>中愚>小愚>微愚)


【本日のまとめ】
Q:お金を失うことで心が軽くなった理由
A:自分が大バカ者であると、落ちるところまで落ちたことから、ゼロに戻れた。素直になれた。日常の幸せと目線があって、幸せを感知できるようになった。
何もないところからスタートすることが心を軽くさせた。

本当に辛いことがあった時って
もうどうにでもなれと、手放さざるをえなくなりますよね。
それって実は、自分を変えていく強烈な追い風になると思う。

ただ身を任せるだけで変わっていけるもの。
強制的に執行される。

今まであの手この手で努力して得ようとしてきた「幸せ」が、
気づいたら手の中にあった感覚。
意表突かれた。
いったいどのルートからやって来たん?って。
目が点だよ。

この幸福感は
今だけなのか?ずっと続くのか?
経過をまた書いていきますね。


それではまた、ごきげんよう〜!
Qちゃんより






いいなと思ったら応援しよう!