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奇想天外極まりなし【pirokichi News】
世の中には不思議なことがいっぱいあります。
人間も様々な考え方や行動があり、例えば『食』ひとつをとっても食生活や食文化の多様性には驚くことが多いものです。
さらに生物に目を移すと、多様性の真実には奇想天外とも言えることがあったりします。
そのようななかで
先週で最も驚いたニュース
は、
『ペンギンは宇宙人である』
という見出しでした。
まず
『???』
となるタイトルですよね。
ペンギンと宇宙がまず繋がりませんし、さらには『宇宙"人"』ときてます。
ペンギンは人?
謎は深まるばかりです。
エビデンスは?
『ペンギン=宇宙人』説のエビデンス(根拠)は一体?
それはどうやら金星の大気に含まれる物質が、ペンギンの糞から発見されたというのです。
そのペンギンとは、ジェンツーペンギンという種で、フォークランド諸島に生息するものです。
単なる悪ふざけや、興味本位でクリックして拍子抜けするような記事も数多あるのですが、今回のニュースは、どうもそんな単純でもなさそうです。
英国名門大の研究
この話題の発端は、世界の中でもトップクラスの評価を得ている英国のインペリアル・カレッジ・ロンドン(ICL)の研究によるものなので、眉唾物とは言い難そうです。
もちろん、研究機関の名前が有名であるから、や、ノーベル賞受賞者を輩出しているから、などといった点から両手を挙げて信用できるのは断言できませんが、眉唾物のデータを発表してしまうと、その大学の名誉や品位を汚したり、泥を塗るようなことに繋がりかねませんので、ある意味出どころが信憑性を担保していると考えても過言ではないはずです。
ホスフィン
金星の大気に含まれる物質のひとつとは『ホスフィン』というものです。
それが一体どうしてペンギンの糞に含まれるのか?
考えられることとしては、
ホスフィンは『嫌気性バクテリア』によってつくられることがわかっているというのです。
この仮説によると、なにもペンギンが実際に金星からやってきたということではなく、金星に存在する物質を作るバクテリアがペンギンの体の中にいるようだ。ということになります。
おわりに
すると一体なぜにペンギンの体でホスフィンが作られるようになっているのか?
という疑問が生じます。
このホスフィンがペンギンにとってなんらかの生理的機能を持っているのか?
天文学や地球以外の惑星の研究には、ロマンを感じる一方で、一体それを知って何の役に立つの?と無理解が生み出す短絡的な思考に陥る自己に気づくこともありました。
しかしながら、本記事によって、先行して金星の研究を行っていたからゆえに、ホスフィンのペンギンへの存在を知ることが出来たのだと思います。
そして地球の生命体に金星と共通の物質が発見されたことは、金星と地球の共通性、つまり地球の成り立ち、太陽系の成り立ちなどの研究が展開されていく可能性を秘めているのだと感じました。
宇宙のことを考えると、色々とどうだってよくなる効果がありますが、今回のニュースでは、より宇宙を身近に感じる機会となりました。
今後の研究の進展がとても楽しみです。
おしまい
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