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【棚から1冊】どうせ生きるなら「バカ」がいい

人の言うことなんか気にするな。「こうすれば、ああ言われるだろう」こんなくだらない感情のせいで、どれだけの人がやりたいことも出来ずに死んでいくのだろう。  ——ジョン・レノン

表紙をめくって最初に目に入るのが、冒頭のジョンレノンの言葉。

「目に見えるもの」の評価に縛られて苦しいのであれば、むしろチャンスなのだそうです。

どんな仕事に就いていようと「自分そのものに価値がある」「何をしていても自分は自分」だ

と、どん底に落ちている方は、思うように薦めています。

どうなるかわからないのだから、不安に思っても仕方ない。むしろ、何でも最初から知りすぎると、前に踏み出せない弊害のほうが大きいと思うのです。こうなったらどうしよう、できなかったらどうしようと不安の先取りばかりしていたら、新しいことなんて何も始められません。
賢くて頭のいい人ほど、いろんなことを知っている分、不安や焦りも大きい

「夜と霧」の著者フランクル博士は、絶望的な状況で

「1日1回笑おう」と、「笑いの力」を「1日を生きる力」に変えていった

そうです。


新型コロナウイルスに感染された方の手記を拝見すると、いかに笑いが重要であったかが記されていました。

ギャグの本や笑える動画を教えてくれた知人に救われたそうです。

大ピンチのときほど笑いが必要だ、笑いの力で困難を乗り越えていくべきである


そして、バカになる。

バカになるために、最も大切なことは、あるがままの自分を受け入れ、全肯定することです。

頭であれこれ考えすぎて心配する人ほど、しんどい思いをしている


具合が悪いとき、

自分自身を信じる力が働いて、治す力がオンになっている


「失敗したらどうしよう」などというちっぽけなプライドは、本当にどうでもいいこと


自分が落ち込む状況の事実があったとしても、

その出来事に対して「解釈」を行っているのは自分自身なのだから。

精神的にキツいときは、自分がやりたいことを、周りの目を気にせずに行う。そのチャンスである、と考えてみます。


思い込みでもいいので、「自分は大丈夫」「生きているだけで丸儲け」とバカになって信じてみてください。


日本人の労働観について、

「はたらく=傍をラクにする」という言葉に表されるように、もっとおおらかで尊いものでした。報酬を得るためや、何かの罰としてではなく、おてんとうさまや自然に感謝し、周囲の役に立てることに喜びを感じていた


バカになるためには、

自分の潜在意識を意図的に言葉にして、プラスのものに変えてしまう


自分自身に対して、肯定的な言葉を用いて

「自分は楽しく生きる」

「私は自分のことを信じる」

と潜在意識へ働きかけると、三週間で変化するようです。


自分で「やりたい」と思うことを試して、実際に「気持ちがよくなる」と感じた物を続けていく


自分を縛っているあらゆるものから、自分を解放してあげてください




基礎研究者と精神科医によって記された1冊です。


久しぶりに引っ張り出して読むと、今の状況にピッタリなのではないかとあらためて思いました。


おしまい




最後までお読みいただきありがとうございます。 いただいたサポートは麦チョコ研究助成金として大切に使用させて戴きたいと思います。