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入社5年目までに知っておくと違いをだせる会社員になれるちょっとしたコツ㉔

こんにちは、茶っプリン@中小企業診断士試験合格者 です。

早いもので、今年も半分が過ぎようとしています。本当にあっという間です。
私は今年、いろいろなことに挑戦しています。
思い描いたような生き方にはまだまだ行き着いていませんが、新しい世界を切り拓けるよう、頑張っていきます!

今回は新聞の話

さて、今回は新聞の話をしたいと思います。

皆さんは普段、新聞は読みますか?

今から15年くらい前までは、社会人になったら新聞を読むのは当然という風潮でした。今よりもずっと混んでいた通勤電車の中で、縦半分に折って、新聞を器用に読む人たちに、新社会人は目を丸くしたものです。それに比べると、今はほぼ全員がスマホに目を落とし、車内で新聞を読む人は絶滅危惧種です。

15年前というと、ちょうどiPhoneが世の中に出始めた頃です。iPhoneが通勤の習慣も変えてしまったのですね。そして、YahooやGoogleを開けば、ネットニュースも簡単に読める時代。なんでわざわざお金を払って新聞を読まなきゃいけないの?と思うのも、うなずけます。

新聞を全く読まないのはもったいない!

しかし、全く読まないのはちょっともったいない。特に、日経新聞はやはり読んだ方が良いと思います。「今どき、なぜ新聞!?」と思ったあなたに、その理由を少しお話ししましょう。(※これ以降、「新聞」には、紙だけでなく、新聞社が公式に提供している電子版も含みます)

新聞は単なる「情報」紙ではない

新聞は確かに新しい情報も扱いますが、ネット全盛の時代に対応し、少しずつ立ち位置を変えてきています。今の新聞は、世の中で起きていることを「まとめ直し、編集して伝える」ところに、存在意義があるのです。

ネットニュースは、いわば「点」の情報でしかありません。世の中が複雑に動いているので、ネットだけ見ていても、よくわからないということも多いでしょう。新聞はそうした「点」の情報を集め、記者が一連のストーリーに組み立て直し、「線」そして「面」の情報として提供しているのです。

世の中わからないことばかり。新聞は難しいことをわかりやすく伝えてくれる

池上彰さんや林修さんの番組で、世の中で起きていることの意味を知る人は多いですよね?お2人はわかりにくいことを「まとめ直して、編集してわかりやすく興味深く伝える」ことに長けています。

そうした番組が流行るのは、それだけ世の中で起きていることの背景や読み取り方がわからず、知りたいと考えている人が多い証でしょう。世の中、わからないことばかり。チコちゃんに叱られるのも無理はありません。

新聞にも、そうした「わかりやすく伝える」ことを目的とした記事がたくさんあります。また、ここ10年くらいで、様々な人の人生を取り上げる記事も増えてきたように思います。それも「人の生き方を編集して伝える」という役割に、新聞社が付加価値を見出しているのでしょう。

活字で読むことで、頭の整理ができる

「それなら、新聞でなくても、テレビや動画を見れば良いじゃないの?」…はい、その通りです。映像にも優れたコンテンツはたくさんあります。

ただ、映像は、1つ1つの情報をインパクトある形で伝えることには適していますが、できるだけ短く、刺さるメッセージを伝える、という流れになってきています。印象には残るものの、深い内容の理解にはなかなか結び付きません。

反対に、活字は自分から読み取りに行かないと、全く理解できません。また、新聞はある程度予備知識があることを前提に書かれています。そういう意味では、新聞の方がハードルが高いのは当然なのです。でも、予備知識も身につけながら、しっかり読めるようになれば、格段に頭の整理ができるようになります。

視野を広げて、共通言語を持とう

また、新聞は様々なジャンルを扱っており、自分が関心のある記事の「隣の記事」で、思いがけない発見をすることも多いのです。こうした発見力を鍛えれば、自然に視野も広がりますし、情報や知識の偏りがなくなり、物事を様々な角度から見ることにもつながります。

例えば営業であれば、お客様と面談する際に、最新の業界事情や法令の改正などを知っていると、それだけで話題作りができますし、新たな提案もできます。人は、共通の話ができる人に共感し、事情を理解した上で手厚いサポートをしてくれる人に信頼を寄せます。

特に、決裁権を持っている管理職以上の人になると、新聞を読んでいる人が多くなります。そうした人たちとの「共通言語」を持つことは、それだけ皆さんの提案が採用される可能性が上がって行くことを意味します。

表現力やプレゼン力もアップする

日々しっかりした活字を読んでいると、頭の中でストーリーがつながり、表現力やプレゼン力もアップします。新聞を読むことで、そうした土台を築ける上、仕事もうまく行くようになると思うと、なんだかワクワクしてきませんか?

楽しく新聞の世界に入っていくために!

社会人になったのであれば、ぜひ新聞に目を通してほしいと思います。(新聞社の回し者ではありませんが!) 

「そう言われても、新聞は難しそうだし、どこから読めば良いかわからないし」という声も聞こえてきそうですね。
そんな人のために、次回は「楽しく新聞の世界に入っていく」ためのコツを伝授します。
お楽しみに!

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