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小説を書いている実態を晒してみる
会社員を辞めてライターしています、というと、まず最初に言われるのは、「あ、出版関連の会社にお勤めだったんですか?」という一言。
答えはNo。
フツーの純国産メーカーの会社員でした😅
しかも特許を扱う部門。
確かに、経歴としては特殊ですよね。
出版業界でも、ライティング関連の仕事をしていたわけでもなく、急にライターって、ね。
思い返せば、書くことは好きで。
小学校の頃から、得意科目は国語。
学校で書く詩や作文では、いつも難なくハナマルをもらえるような子どもだった気がします。(気がするだけかもですが😅)
小学生の頃から学校や市の図書館に通い、本を読み漁っていたこともあってか、国語の問題は「なんでこんな当たり前のこと聞いてくるんだろう?」みたいな問題が多かったような記憶も。
中学・高校の頃はいわゆる「ライトノベル」にハマっていた時代。
コバルト文庫とか、角川ルビー文庫とかの全盛期。
藤本ひとみさんの「漫画家マリナシリーズ」とか、栗本薫さんの「終わりのないラブソング」とか、そりゃもう夢中になって読んだものです😌
で、そっち系が好きな友達と、ちょっとした自作の小説のようなものをお互い書いて見せ合いっこしたり、お互いの小説の続きを書きあったり、そんなことをしていたような気もする・・・(そのあたりの記憶は結構朧げですが・・・)
大学生になると、兄からもらったワープロ(CASIOのダーウィン)で、なにやら小説みたいなものを書き始め。
残念ながらもう、その当時のデータは残っていませんが、おそらく恋愛ものを書いていたような気がします。
結婚し、息子を出産してからは育児ブログを書き始めました。
新生児を抱えた社会に接点のない、しかも地方にお嫁に行った身としては、このブログを通じて、他のお母さんたちと繋がれたことがとても大きかった。
私の文章を「面白い!」と言ってくれる最初の評価を得たのも、おそらくこの時代。
と、なんとまぁ長い前置きだこと😅
実はもう1本、noteをやっておりまして。
こっちが最初に始めたnoteだったりします。
会社員を辞めて、久しぶりに書きたい意欲に駆られたので、小説とかエッセイみたいなものを、ちまちま書き始め。
その中で、自分でなかなか面白いんじゃない?と書いていたのが「ミラーリング小説」。(勝手に私が命名)
ある一つのシチュエーションを、2人の人物(時に人ではないことも)の視点から描く小説。
例えば、親友の訃報を受けたある女性の一夜の出来事を綴った物語。
↓こちらは、飼い猫クロスケの視点
↓そしてこちらが女性の視点
こちらは恋愛もの。
↓女性視点
↓男性視点
このミラーリング小説、2作を読んで初めて全体像が見えてくるような部分があって、書いていてもちょっと面白いんですよね。
正直なところ、小説って多かれ少なかれ、自分の人生経験が滲み出るものなので、公表するのって恥ずかしいなぁ、と思っていた時期もありましたが、最近はそういう羞恥心がどんどん薄れていっているのがちょっと不思議なところもでもあり😅
まぁ、こんな私も私なのよね、というある意味覚悟ができたのかもしれません。
パーソナルライターとしてお客様一人一人と向き合い、それを言葉に落とす時間も大好きなのですが、こうして自分の中に蓄積された想いを「非現実」の形に落とし込んで書く「小説」の世界も、私にとっては大切な「書く世界」の一つなのかもしれません。
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