夏の雲

夏のもこっとクモクモした雲
上から飛び乗ったら程よい弾力とホールド力を兼ね揃えてそうなあの感じがたまらなく好きで、よく雲で夏を感じたりする

入道雲を見るたび小学生のある夏を思い出す
祖父の生地である大分の竹田に夏になると家族で車で訪れるのだが、その年はなにかが理由で祖父と2人でソニックに乗って行った

お盆あたりのよく晴れた夏の日だった
とっても大きな入道雲を車窓から眺め

『おじいちゃん！みて！入道雲や！』

『ほんとやね〜大きいね〜』

なんていうただただありふれた会話

入道雲のうんちくを教えてくれたわけでも、彼の夏の思い出を聞いたわけでもなく、ただ2人で車窓からどんどん近づいては遠のいていく入道雲を眺めていただけなのだが、わたしはあのときの入道雲を写真に収めたかのようにはっきりと覚えている

大好きな祖父と2人で電車に乗って出かけたという事がなによりも嬉しかったからだろう

わたしは1年を夏のために生きているといってもいいくらい夏が大好きだが、モクモクしたクモクモした雲を見ると、わたしの夏への胸の高鳴りがより一層増す

今日は雲が夏っぽいですね

みなさん、よい一日を。