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[2021-022] 人類を変えた素晴らしき10の材料: その内なる宇宙を探険する

読了。うーん、面白いんだけど、おもにその語り口というか、ややその材料愛がちょっと理解できないというか、自然科学的な話は、ストーリーのエッセンスであって本題でないというか、読み物としてはよくできているけれど、知りたいことが書いてあるという種類の本ではないように思いました。ちょっと、うんちく止まり感っていうか、こーゆー話をこの本でしっておいそれと話すとしっぺ返し食らっちゃうかも。

材料とは、それを原子レベルや量子レベルのスケールに落としていけば同じだったりするんだけども、その組合せや結合の仕方などによって、その性質を大きく変える。その性質の違いが材料の違いとして人のスケールでは認識される。同じ麻であっても、なめらかでもあれば、ザラザラとしていることもある。これは同じ物質であるけども、ことなる材料~ことなる結合~ことなる原子の姿をしている。というあたりは良かったかな。そして人には、非物質的な感情や思考というものが、それらの材料を生み出している。その辺が読み応えあった部分ではないかと思います。


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