[2021-16] 独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法
読了。読んでいて面白いという種類の本ではないです。いろいろと書かれているけれども、基本的には”勉強の効率的な仕方”について、書かれているけれども、自分にはちょっと・・・っていう感じでした。
なぜかというと、私が読書、本を読む理由は、学びではなくて、気づきだからじゃないかと思います。実は、その本の内容もさることながら、大切なのは、「なるほどねぇ~」という感覚であり、そのテキストを読んでいる最中に思い浮かぶ全く関係のない気づき(いや、生きている以上関係は0ではないかもしれない)、それは例えば、「あぁ、今日はお好み焼きが食べたい」だとか、「あぁ、娘に今度、こんな話をしよう」だとか、「次の仕事は、こんな人の組合せで仕事をしよう」だとか、そんなことを思いつく。そして、読んだ後に、「なるほどなぁー」と思う。それが、また、どこかで全く違うところで、思い出して、「そうそう、それは、カクカクシカジカという話があって、使えると思うんだが・・」という、これは説明になっているでしょうか?ww
その意味では、この本のテキストからは、あまりそーゆー気づきは生じなかった。それだけ非常にわかりやすく書かれているとも言えるし、方法論、技法についての本だということでもあると思う。
正直いってこれまで数々の技法関係の本を読んできたので、食傷気味だし、どれかの技法を試して学習したいこともない。(大学の教科書を読むというのは、発想の外で今後に真面目になにかに取り組む出番が回ってくるならば、いくつか読んでみたいとは思った)
私は、何か知りたいことがあって、本を読むのではなく、なんだか面白そうなコンテンツから、知らないことを知りたいので、具体的に何かについてやろうというのは、仕事でやっているとも言えるかもしれない。それも10年くらいは面白さもあったけど、今は、「若者達にこうやったらまぁまぁにはできるよ」ということに重心は移ってきたように思う。そうすると、自分ですることはどんどん少なくなり、そして、いま、あらゆる書評者を頼りに本を読む日々を送っている。