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【祝:再結成】 Oasis 『オアシス:ライヴ・アット・ネブワース 1996.8.10』を観る #おすすめ名作映画 【秋の連続投稿チャレンジ-①】

Oasisの再結成という衝撃的なニュースは、世界中で大きなセンセーションを巻き起こしました。現在、人類最大の偉大なバンドとされるOasisの人気を不動のものとしたのが、1996年に英国のKnebworthで行われた、Oasisの絶頂期とも言われる2日間の伝説的なコンサートです。

そのコンサートを記録した、ドキュメンタリー映画、『oasis LIVE AT KNEBWORTH:August 10th, 1996(日本国内上映名 / オアシス:ライヴ・アット・ネブワース 1996.8.10)』を観てきましたので、今回はそのドキュメンタリー映画のレポートをします。



「This is history, this is history, right here, right now, this is history (これは歴史なんだ。まさにここ、たった今、俺たちが歴史なんだ)」



10.18公開『オアシス:ライヴ・アット・ネブワース 1996.8.10』 予告編

25万人を動員した英国史上最大規模のネブワース・パークでの野外ライヴDAY1が、日本限定・完全ノーカットで世界初の劇場上映と言う事で行ってきました!


実は、この映画『oasis LIVE AT KNEBWORTH:August 10th, 1996』は、『ネブワース1996』として2021年9月23日に公開されています。

日本でも「世界同時公開」とのことから、9月23日(祝)に全国112館で劇場公開されましたが、今回上映されるのは、この映画とは違い、フルコンサートの上映となっています。


(以下は、2021年の映画『ネブワース1996』の告知映像です)

Oasis Knebworth 1996 | Official Trailer | In Cinemas Worldwide 23 September


また、この映画は2021年11月19日にDVD/Blu-ray Discとしてリリースされていますが、所属のソニーレーベルの公式サイトには「映画『oasis LIVE AT KNEBWORTH:August 10th, 1996』と映画『ネブワース1996』とは別物です」との告知をされてありました。

日本におけるオアシスの関連映画史上最多動員・最高興収を達成したことが判明しました。動員はこの2週間で24,000人、興収は5,000万円を突破し、日本で公開されたオアシスの関連映画歴代1位となりました。オアシスの本国イギリスでも公開から634,728ポンド(約9,600万円)の興行収入を上げ、2021年公開のドキュメンタリー作品として最高の成績となっています。

https://www.sonymusic.co.jp/artist/Oasis/info/532838


これは渋谷での劇場前のヴィジュアル


お祭り的な要素がある今回の緊急上映ですが、これから期待される再結成の日本公演が発表された際には、『oasis FUJI ROCK FESTIVAL'09』を再上映してほしいと感じます。このライブは解散前の最後のツアーの一部であり、雨の中で行われたOasisの演奏のひとつでした。

そして、Summer Sonic 05をライブビューイングで見る夕べ、といった企画なんてあったら素敵ですね。

ここからは私の独断での映画鑑賞です。決してOasisの映画についての解説や評論ではなく、「オアシスが再結成した!」という衝撃とパッションに乗らない手はない!とノリノリでお伝えします。


この映画を見る前に、配信で『ネブワース1996』は既に観ていたので、映画館で観ることに決めました。また、六本木で行われる『オアシス展』もあり、ますます観たい気持ちが高まりました。

私が行ったのは都内の劇場で、午前からの上映でした。30分前に到着しましたが、劇場にはOasisPOPなどは見当たりませんでしたが、物販には洋楽雑誌の『IN ROCK』があり、流石にやや妄想かもしれませんが、Oasisへの祝意を感じとりました。

待合場所では人は少なめで、チケットの予約時も空席が見受けられました。やはり、既に上映されDVDも発売されていることもあって、思ったほどの混雑はなかったようです。

ここでなぜか、思ったとは、コレクターとしての流儀です。「コレクター、人と同じであってはダメ。人がやらないことを一生懸命やることが、コレクターとしてレアなものを手に入れる秘訣」と勝手に私が定義したことを流儀としたのです。日夜、違うことを目指し、価値を見出す。価値がなくても、価値を作るぐらいのことをしなければ、コレクターにはなれないと自分を奮い立たせました。

この流儀を守り、幾つかのOasisの重要なイベントの中でも飛ばしがちな映画を観ることにしました。


そして、映画といえば、ポップコーンは欠かせません。アメリカンな80年代の映画観戦スタイルとして、Michael Jacksonの「Thriller」にも登場するようにです。

Michael Jacksonの「Thriller」から、アメリカンな80年代の映画観戦スタイル

実際のポップコーンはMichaelの「Thriller」よりも倍ぐらいのキングサイズ。滅多に頼めないので「Wow、これは嬉しい!」と思いましたが、トレーからはみ出していました。しかもこぼしてしまいましたが、すぐに掃除していただき本当に感謝です。本編前の宣伝でもポップコーンを驚いて落とすシーンがあり、ちょっと安心しました。


映画の予告、そして最初のサイレンの音に驚く「盗撮メンとポリス」の「盗撮はやめよう!」の追いかっけこの、いつも見るあの映像。


この騒動からの暗転が静かで緊張感を高めます。


(以下は、『ネブワース1996』からのドキュメンタリーの映像です)

Oasis - Live Forever (Live At Knebworth) Taken from the cinematic documentary 'Oasis Knebworth 1996'


既に観ていましたが、映画館のスクリーンで観る映像は圧倒されます。音も地響きのように感じられ、周囲が暗いのでスクリーンが際立ちます。

このYoutube動画でも分かるように、一面、人が多いです。

1996年8月10日と11日の2日間で延べ25万人を動員し、当時の英国のあらゆる興行記録を更新しました。チケット発売日は1996年5月11日で、イギリス全人口の2%におよぶ約250万人がチケットを申し込んだとされています。

https://eiga.com/movie/102447/


「ネブワース、いくぞ!」

という、第一声のLiamがステージに立つ。1曲目は「Columbia」。白のアウターが映えます。

後ろに手を回して、マイクは下にしています


兄・Noelは英国3色のラインのセーター。

70-80年代には煌びやかなラメや原色、革ジャンやジーンズなど、ワイルドな「ロッカー」風の衣装が多く見られましたが、90年代のBritpopでは、日常的なカジュアルファッションが取り入れられるようになりました。

例えば、The SmithsThe Stone Rosesなどといったマンチェスターのバンドがセーターやカーディガンというカジュアルさをステージ衣装に取り入れていたことからも、シーンの変化がうかがえます。

赤のライン入りセーター

ギターもGibsonFenderではなく、Epiphone Sheratonを使用していました。もちろん、NoelGibsonFenderも使っていましたが、それでもEpiphoneがここではメインでした。

Epiphoneと言うと、Epiphone CasinoJohn Lennonが使用していたギターとしても知られており、Noelの選択にはThe Beatles的な印象も受けました。Oasisのサウンドはスゴテクなギターサウンドでもなく、Aztec Cameraのようなキラキラしたギターサウンドでもありません。それでも、Oasisの独特のサウンドでありながら、The Beatles的な印象を奏でるギターの選択をここに感じられます。

演奏中も、Liamは「後ろの観客のために歌う」と言い、Noelは「前の曲は怠けていたから」と厳しい愛のある指導をし、「もっと踊れ!騒げ!」と煽る。この愛される2人のキャラクターが少ないMCでも際立っています。


1994年のOasisの初来日を観た時、2年後にこれだけの観客を集めるコンサートを行うことになろうとは思いもよりませんでした。

当時、私はアコースティックセットの時に、至近距離でNoelの歌と演奏を見ていました。なぜか人が周りにいない。私だけ「こんな前でいいのかな?」と言う感じで、突っ立っていました。この場合、貴方ならどうします?

その若者が、2年後に英国民の2%を集めた大コンサートを行うなどとは、渋谷クアトロでNoelの前で思いもよりませんでした。その後、日本に来るたびにTVに出るほど人気が高まり、多くのゴシップを賑わせていた2人もいつしか父になり、多くのキッズからも愛されるようになりました。

ポップコーンは食べきってしまいましたが、知らない曲はなく名作ばかりで、どの曲も、つい口ずさみたくなるほどでした。

アンコールに登場したJohn Squirのクールさはありえない格別さでした。

ゲスト・パスを首から下げて、Tシャツだけというラフなスタイルでフラッとやってきた感じ。それでもギターを弾きまくり、「Champagne Supernova」と「I Am The Walrus」で見せたSquirのギターワークは偉大すぎて、涙でスクリーンが見えなくなるほどの感動です。

ステージを降りないでほしいくらい、何度でも観たい!

(今まで何度も観てきて、毎回こう思っていました)

The Swamp Song (Tape Intro)
Columbia 
コロンビア 
Acquiesce 
アクイース   
Supersonic 
スーパーソニック
Hello 
ハロー
Some Might Say 
サム・マイト・セイ
Roll With It 
ロール・ウィズ・イット
Slide Away 
スライド・アウェイ
Morning Glory 
モーニング・グローリー
Round Are Way (Incl. Up In The Sky) 
ラウンド・アー・ウェイ
Cigarettes & Alcohol 
シガレッツ・アンド・アルコール
Whatever (Incl. Octopus’s Garden) 
ホワットエヴァー
Cast No Shadow 
キャスト・ノー・シャドウ
Wonderwall 
ワンダーウォール
The Masterplan 
ザ・マスタープラン
Don’t Look Back In Anger 
ドント・ルック・バック・イン・アンガー
My Big Mouth 
マイ・ビッグ・マウス
It’s Gettin’ Better (Man!!) 
イッツ・ゲッティン・ベター(マン!!)
Live Forever 
リヴ・フォーエヴァー
Champagne Supernova (w John Squire) シャンペン・スーパーノヴァ
I Am The Walrus (w John Squire) アイ・アム・ザ・ウォルラス

https://open.spotify.com/playlist/3UhsYqXg6SttZKV98mC1dY


(ネブワース公演時のメンバー)
Liam Gallagher(リアム・ギャラガー) -  Lead Vo.
Noel Gallagher(ノエル・ギャラガー) - G, Vo.
Paul "Bonehead" Arthurs (ポール“ボーンヘッド”アーサーズ)G. Key.
Paul "Guigsy" McGuigan(ポール“ギグジー”マッギーガン)B.
Alan White(アラン・ホワイト)Ds.


今でも英国の人達はこのライブに関して「最高!」と言いますし、このライブを観れたことを、本当に嬉しそうに話してくれます。

映画をみていると観客の凄さを感じることも多くあり、MCでも観客を称える場面も多くみられます。90年代英国の当時の若者にとってのBritpopの最大イベントとして、最高峰の瞬間だったと語り継がれていくような瞬間が、映画『oasis LIVE AT KNEBWORTH:August 10th, 1996』そのものと言えるのではないでしょうか。

そして映画を通して私はその当時のイベントを今日に体験しました。

1994年から、幾つものOasisのライブを観てきましたが、もう2度とないと思われた再結成が起き、日本でOasisが私たちの前で演奏してくれる日を楽しみに待ちつつ、今回の映画『oasis LIVE AT KNEBWORTH:August 10th, 1996』の鑑賞レポートを終わります。

これは日比谷のPOP、気合い入ってます




予告:次回は、Kula Shakerの『Natural Magick』のツアーは重要案件と騒いでいましたが、Natural Magickツアーもラス1。日本に戻って来て来て!キャンペーンを引き続きプッシュ中です!

もう今更な五輪、開会式&閉会式の件、1Halloweenも終わりましたがSmashing PumpkinsThe Cureの新作、Oasisの続き、AerosmithRoxy MusicJohnny Marr+Healers、The Smiths、Manicsの新作、まだまだ予定しています。

Sloanもまた書きます。アルバムごととか、ベスト曲も、せっかくなので、また、90年代のオルタナティブロックシーンを代表するバンドたちの魅力を、今後も紹介していきます。

あと、メタルもPUNKも書くよー!

あとはランキング的なものとか、アルバム1枚、楽曲1曲を毎日投稿するとか、そういう野望もあります。とにかく沢山あるっていえば、ありますね。

この先もまだまだ続きます

最後にメンバーシップも始めています

ご清聴ありがとうございました!


#おすすめ名作映画   #秋の連続投稿チャレンジ
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