C-C-Bは一発屋じゃない
(現時点から過去を振り返って書いています。当時ファンだった方には不愉快な書き方があったらごめんなさい)
再燃してからいろいろな動画を見て驚いたのは、
行く先々で追っかけがいて、キャーという黄色い歓声が飛ぶようなアイドル的人気だったんだ!?
ということ。(無知で申し訳ないです)
明星や平凡の表紙になってたことも気付かず、
クラスの女子がチェッカーズ派とC-C-B派とジャニーズ派で分かれるという経験もなくて、
前にも書いたけど、私のC-C-Bの印象は、UKニューウェーブみたいなおしゃれなバンドで大人っぽい曲(Romanticが止まらないの歌詞の印象)、だったので、
メンバーが可愛い、とは思っていてもアイドルという枠はどうもピンときませんでした。
(今では、アイドル的活動時期のC-C-Bの可愛さをありがたく堪能しています😳)
改めてC-C-Bを好きになっていろいろ調べる過程で、
C-C-Bを一発屋扱いする記事やコメントも目につきました。
私は典型的にわかファンだったから、言われてみればいつの間にか解散していた、という、世間の肌感覚が分かってしまう自分が情けない😢
それに、アイドルバンド扱い=過小評価する意見も散見されました。
改めて調べたら、C-C-Bの曲は数年に渡ってヒットしてるんですよ。
Romanticが止まらない
85年1月25日発売
51.7万枚 オリコン年間4位
ザ・ベストテン1位、ザ・トップテン1位
Lucky Chanceをもう一度
85年8月21日発売
25.9万枚 年間50位
ザ・ベストテン1位
空想Kiss
85年11月27日発売
25.7万枚 年間28位
ザ・ベストテン2位
スクール・ガール
85年4月25日発売
21万枚 年間52位
ザ・ベストテン5位
元気なブロークンハート
86年4月9日発売
20.9万枚 年間61位
ザ・ベストテン2位
ないものねだりのI Want You
86年12月10日発売
16.2万枚 年間60位(初のオリコン週間1位)
ザ・ベストテン5位
不自然な君が好き
86年8月27日発売
14.5万枚 年間80位
ザ・ベストテン3位、ザ・トップテン1位
2 Much, I Love U
87年6月3日発売
10.4万枚 年間98位
ザ・ベストテン2位
以下は年間ランキング100圏外でしたが、週間ランキング上位に入っていました。
原色したいね
87年9月23日発売
9.3万枚、オリコン3位
ザ・ベストテン3位
抱きしめたい
87年12月2日発売
8.2万枚、オリコン6位
ザ・ベストテン5位
恋文(ラブレター)
88年4月13日発売
6.6万枚、オリコン3位
ザ・ベストテン12位、ザ・トップテン8位
信じていれば
88年10月25日発売
4.2万枚、オリコン7位
ザ・ベストテン11位
Love Is Magic
89年4月25日発売
2.7万枚、オリコン17位
こちらを参考にしました↓
他にWikipediaなど。
Romanticが止まらないがぶっちぎりなのは当然として、その後も25万以上を売り上げていますし、
試しに85年から89年まで4年間のオリコンランキングを見渡してみると、50~100位くらいの曲がそのアーティストやバンドにとっての代表曲、という例はたくさんあります。
オリコン年間ランキング100圏内、ザ・ベストテンやトップテンの常連だったC-C-Bは持続的に売れていたと言っていいでしょう。
毎年全国ホールツアーもして、武道館でもライブして、ファンクラブには数万人会員がいて。
なのになぜ一発屋…???
こんな記事もありました。↓
「C-C-Bが一発屋?!日刊ゲンダイのもの知らぬ記事に批判集まる」
おそらく、当時音楽番組を見ていた人たちならC-C-Bの活躍は印象深いんだと思いますが、音楽番組を見ていなかった人たちには、ヒット曲はRomanticが止まらない以降、更新されてなかった可能性はあります。
最近のバンドの話だけど、去年私の職場で「King Gnuってどこいったんでしょうね」と言った人がいてビックリしたことがありました。
いやいや、呪術廻戦の主題歌Specialzヒットしてるじゃん!常にタイアップで話題になってるじゃん!と心のなかで思いましたが、
普段音楽に意識を向けてない人にとったら「白日」しかヒット曲がないのと同じなんだ、と悟った出来事。
それで言ったら、セカオワだってRPGもしくはDragon Nightの一発屋扱いしていた人はたくさんいて(冬季オリンピックテーマソングやったり、実写映画進撃の巨人主題歌やったり、紅白連続5回出たり、ヒット曲はあったのに)、2022年にHabitがバズヒットしてようやく認めるようなコメントたくさん見ました。
世間の印象というのは、本当にいい加減です。
今もマスメディアに出ていたりニュースで名前を見るような昭和のバンドと比べてもC-C-Bの売上、ヒット曲数、代表曲は多数なのに、
だけどそういう人たちが一発屋扱いされることはありません。マスメディアでの断続的、あるいは継続的な露出、それが大きいのだと思う。(注:他のバンドへの批判の意図はありません)
C-C-BはRomanticが止まらないのインパクトが大きすぎ、売上が右肩下がり、という部分で損をしていると思うけれど、
それよりも影響が大きかったのは、解散後にあるのではないか…
と思うようになりました。
それについては次回。