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被害者と加害者~片割れの物語#15




☆☆☆

*()は私です。

(過去世が幻想だとしたら、輪廻転生はないってこと?)

神の意識の視点ではね。
本質的にはすべてがひとつの神意識なんだ。
この視点では時間や空間、転生といった概念も全て
神の意識が創り出した幻想に過ぎない。

君たちひとりひとり、
そして僕らガイドや他の高次元の存在も含め、
すべてが神の意識の表現なんだ。

でも、幻想だから無意味、ということではないよ。
むしろ、幻想の中で何を経験し、
どう学ぶかにこそ価値がある。

輪廻転生や過去世という概念も、
感情を整理するのに必要だから存在しているんだ。

ただその中で、被害者意識の強い者は、
自分の生き方の癖を過去世のせいにして
自分であることから逃げてしまう。

(それ、私じゃん)

そうだよ。
でも君はもうそこから抜けたから大丈夫。

(教えてくれたらよかったのに。
そしたらもっと早かった)

僕にその権限はないよ。
自分で気がつかなければならないことだ。
その寄り道こそが経験であり学びだよ。

話を戻すよ。
過去世で被害者であるということは、
加害者でもあるということだ。
どちらか片方というのはありえない。
加害者と被害者、
どの魂もまんべんなくどちらも経験をしてきている。

例えばある過去世で、
君は傲慢で冷酷、たくさんの人を傷つけた。
君がそういう人生を選んだんだよ。
そしてその人生を終え、
また大きなカタマリ、神へと戻っていった。

そこで君は考える。
「私はたくさんの人を傷つけた。
人を傷つけるというのはこういうことなのね。
今度は、その傷つけられた人たちの気持ちが知りたいわ」ってね。

それで次の人生では、被害者であることを選ぶんだ。
被害者の人生を選んだ君は、
理不尽な経験や精神的、肉体的苦痛を体験する。

君は幼い頃、性被害を受けたり友達に裏切られて、
それが大きなトラウマになっていた。
その他色々ないわゆる「傷ついた」体験をしてきた。

でも今の君にならわかるよね。
その出来事自体が、神の愛だったということを。

君に性暴力をした男や君を裏切った友達は、
君のために君の人生に現れ、
君の経験に貢献してくれたソウルメイトだよ。

反対に、他のある人生では、
君は彼らを攻撃し、傷つけてきた。
もしかしたら、死に至らしめたこともあるかもしれない。

しかし、君たちの人生で起こることは、
すべてが魂の約束の上で行なわれている。

物事に善悪は存在しない。

何が起ころうとも、
それがどんなに悲惨な出来事であったとしても、
それは神の愛の名のもとに
「ただ起こっている」だけ。

それが君たちが、愛に還る道なんだよ。
すべてを許し、受け入れる。
神=宇宙を信頼し、すべてを委ねる。
そこに恐れや疑念を挟んではいけない。

たったひとつの愛に戻ること。
それ以外の真実など存在しない。














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YUKIE(までさりまめ)
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