過去世と幻想~片割れの物語#14
アレア(守護ガイドのセレちゃん)と私の過去世エミリオとマリアのお話を書いています。なぜか最初の記事2つだけ有料で公開しています。
このシリーズ、マガジンにまとめました。
☆☆☆
*()は私です。
過去世の話をしよう。
(これってあなたの過去世の話でしょ。私も出てくるけど)
過去世は幻想だよ。
今話している僕と君の過去世も幻想なんだ。
(そうなのかもしれないね。最近気づいたけど)
君はずっと前から、
この世界も僕のことや他の高次元の存在さえも
自分が創り出している幻想だと気がついていたのに、
どうして過去世はそうじゃないと思っていたの?
だって君は、
過去世の記憶を書き直したことも何度かあったでしょ?
それが変わらぬ真実だとしたら、
どうしてそんなことができたんだい?
君自身が、
エミリオとマリアを創り出したんだ。
(何のために?)
必要だったからだ。
感情を癒すため、
そしてもっと深い愛を知るため。
では、君は何のために僕というガイドを創ったの?
(必要だったから、と思う。
私が私を愛するために、
私を無条件に愛して導いてくれる存在が必要だったのよ)
そうだよ。
過去世も同じだよ。
今世の君が握りしめていた感情、
感情にはもともと良いも悪いもないものだけれど、
ただ君はそれらに囚われて苦しんでいた。
それでヨガや内観で自分を癒していったわけだけど、
その奥の、もっと深いところの感情を癒すために
その感情と関係のある過去世を創り出していた。
本当なら今の君が癒されれば、
そんな過去世を思い出す必要もないんだ。
(細胞には記憶が残っているよ。
過去世が無いとしたら、どうして細胞に記憶が残っているの?)
君がその身体を選んで生まれてきたというだけの話だよ。
すべての記憶は源によるものだ。
すべての魂は、もともとひとつなんだよ。
ほら、君は、
死んだら魂は一度大きなカタマリに戻ると信じているだろう?
全くその通りだよ。
すべての魂が経験した記憶は共有されている。
だから必要なときに必要な記憶を引き出してくることが可能なんだ。
ただ君は少し過去世に依存していたところがあったよね。
(わかってる。私は、悲惨な過去世を持つことで、
自分を正当化したかったのよ。
自分がうまく対処できないことへの理由が欲しかったの。
そこに気がついた。
だからもう決めたの、悲しい過去世はもう見ないって。
見るとしたら、私が愛であったときの過去世が見たいの)
そうだね。
その決心は必要だよ。
(でもさ、過去世が私が創り上げた幻想ならば、
どうして他の人が私の過去世を見えたりできるわけ?)
さっきも言ったでしょ。
すべての魂はもともとひとつなんだよ。
彼らもまた、
君のために必要なものを引き出してくることができるの。
同じ夢を見ているんだよ。