愛の見つけ方・すべてを委ねる~片割れの物語#7
セレちゃんの過去世の話の続きです。
なぜか最初の記事2つだけ有料で公開しています。
あとは無料です。
このシリーズ、マガジンにまとめました。
☆☆☆
*()は私です。
(自分を愛するために何をしたの?)
何もしなかった。
(は?自分を愛することに決めたって言ったじゃん。)
何もしなかったよ。
ただ委ねた。
神に尋ねたんだ。
自分を愛するために何ができるのかと。
答えは、「すべてを委ねよ」だった。
あの自動操縦の動きはまだ続いてて、
ある期間ごとにテーマがあるようだった。
今週は腹、次は胸、というようにね。
やっているうちに感情が出てきたんだ。
最初は君との関係の中での感情、
自分への怒り、妻と息子たちへの感情。
忘れていたような子どものときのものとか
いつのものともわからないような感情だよ。
体を動かすことで細胞が活性化し、
言葉にして向き合ったときの何倍も深いところの癒しが行われた。
瞑った眼の奥で色んなヴィジョンが見えた。
それは自分なんだけど、僕じゃないんだ。
(過去世だね)
うん、そう。
僕らは今まで無数に輪廻転生を繰り返していて
それら過去世の存在が自分の人生の中で消化しきれなかった感情が、
細胞の中に取り残されている。
その感情を浄化させることは、後から生まれ変わった者の使命なんだ。
そう思ったよ。
感情が出てきて涙を出し切ったらそこで終わるというのは
以前の経験からわかっていたから、ひとつひとつの感情に向き合ったよ。
(肉体からのアプローチは浄化が早いよね。
私はなんでみんな内面的なことしかしないのかなって、いつも思うよ。
自分の心と向き合うのはとっても大切だけど、
それにクンダリーニヨガみたいな細胞やチャクラに働きかける
エクササイズを加えれば、一気に浄化が進むのにね。)
君は早かったね。
両方からのアプローチだったから。
でもまあ、それは君が決めてきたプランなんだよ。
他の人たちにはそれぞれの自分のプランがあるんだ。
でもとにかく、細胞に揺さぶりをかけることで、
もっと深いところの感情に気づくことができる。
そして体感を伴った浄化は、戻ることがない。
表面的ではない、完全なる癒しが起こるんだよ。
僕はすべてを委ねた。
あるがままに、なされるままに体を動かし、
出てくる感情を感じ切った。
すべての感情を、出し切ったよ。
その結果、
どうでもよくなった。
何もかもが、どうでもいい。
すべての起きていることに、意味はない。
そう思ったんだよ。
意味のないものに悩んでも仕方がない。
君のことも含めてだ。
ただ生きている。
僕らは生かされている。
圧倒的な愛の中で。
そう思ったら
笑いが込み上げてきたよ。
そしたら僕らは何のためにここにいるのだろう?
そう考えていたら、声が聞こえたんだ。
「愛を知るため」