愛の循環と抵抗~片割れの物語#13
アレア(守護ガイドのセレちゃん)と私の過去世エミリオとマリアのお話を書いています。なぜか最初の記事2つだけ有料で公開しています。
このシリーズ、マガジンにまとめました。
前回のアレア(セレちゃん)の話の続きです。
☆☆☆
*()は私です。
(ヒーラーになったの?)
自分ではそのつもりはなかったけど、
僕のことを話で聞いて、人々がやってくる。
僕に彼らを拒む選択肢は与えられていないようだった。
やることになるんだよ。
僕の中の光が、勝手に僕の誘導を始める。
最初、自分には何故こんなことができるんだろうと、
疑問に思ったよ。
(天使だからでしょ)
いや、だから、
どうして僕がマントラを唱えたり、
手をかざすことで人々が治るのか、
そのメカニズムが知りたかったんだよ。
僕がその治療、、、治療と言っていいのかわからないけど、
それを始めると体が何か暖かいものに包まれる。
その感覚には覚えがあるんだ。
あの自動操縦の動きの後に感じた暖かなもの、
それと同じなんだよ。
それは僕自身が癒されているときの感覚だ。
君と繋がっていると感じるときの感覚とも同じ。
そのときの僕は圧倒的な愛を感じていた。
その愛は僕自身であり、僕以外の何か大きなもの、
それは僕が「神」と呼んでいた存在からだった。
だから病人を前にしたときに感じる暖かいもの、
それは愛でしかありえない。
僕は目の前の人と愛を共有する。
僕が僕自身を癒すことで、
僕のエネルギーがその人にも伝わり、
体も、心も、癒えていく。
愛はお互いのエネルギーを溶かすんだ。
エネルギーが溶け合い、ひとつになると
そこにはまた新たな愛が生まれる。
そしてそこに祈りが加わると、
愛はもっと強固なものになる。
当事者と、周りの人たちの祈り。
祈りもまた愛だよ。
祈った者たちは、
僕とその人の愛の経験を
自分のものとして分かち合う。
彼らの中にも愛が流れ込み、
それはまた僕らに戻ってくる。
そして愛は循環することで力を増し、
どんどん増大していくんだよ。
愛にはすべてを治癒させる力がある。
愛は最強なんだ。
ただ、必ず抵抗というものがある。
抵抗とは心配や恐れだ。
心配や恐れは、愛の持つ力を鈍らせ、
それが病を長引かせてしまう原因になる。
心配は凶器にもなるよ。
僕たちは、ただ存在しているだけで完璧なはずなのに、
その完璧性を否定して
傷つけてしまうことになる。
完璧性を否定された人は、
その幻想を自分のものとして捉え、
そこから抜け出せなくなってしまう。
必要なのは心配をやめて信じること。
ただ、神の愛にすべてを委ねること。
自分と周りの人々が、
心の平和を取り戻すことができたなら
それが愛の力を最大限に引き出すことになる。
愛の循環の中に身を委ねることができたら、
その人は、癒えていくんだ。