#28 フレイル予防と介入ってどうすればいいの?(後編)
こんにちは
tatsuyaです。
前回、フレイル予防の介入について、
①運動介入、②栄養介入、③適切な疾病管理
について整理しました。
本日は、「フレイル予防の介入の後編」について整理していきたいと思います。
1.フレイル予防の介入
フレイルは、身体的・精神的・社会的要因が影響し、虚弱状態に至ってしまうことでありました。
フレイル予防の基本
として、
・運動介入
・栄養介入
・適切な疾病管理
・社会参加の促進
・口腔機能の維持
・感染予防対策
・易疲労性の原因探索
・医原性原因の排除
が挙げられます。
④社会参加の促進
高齢になるにつれ知人や親族の死別や疎遠、趣味の喪失、意欲低下により孤独になりやすいとされています。
そこで必要なのが、社会とのつながりです。
社会との繋がりとしては、就労や地域活動などがイメージしやすいかと思います。
しかし、そのような活動が苦手な方や年齢によって活動を終了した方もいますよね。
そのような方にもおすすめなのが、
「図書館の利用」です。
図書館に行くことで、
①移動します
②本を選びます
③本を読みます
④本を返す日を記憶します
⑤本を返しに行きます
借りたら返さなくてはなりませんので1週間もしくは2週間に一回は図書館に行くことになりますから、それだけでも外出する機会になります。
本を読むことで、本を通じて作者との対話が成り立ちます。また本を借りる際に司書さんと話をするようになるかもしれません。
本を返す日を記憶しておかなければなりませんので記憶力にも影響してくると考えられます。
最近、図書館の必要性が見直され、新しく建て替えをしている市町村が多くみられるようになったと聞いております。
建物の年数が立って、建て替え時期になっただけとは考えにくいと思います。
⑤口腔機能の維持
美味しいものを食べるには、歯の状態どうなっているか大きな要因になりえますよね。
現在の歯の残数はもちろんですが、歯の手入れをなかなかできていなければ、
「歯医者に定期受診」をすることをお勧めします。
今の歯医者さんは、昔のイメージと違って、明るく大きな画面で動画を用いながら説明してくれる歯医者さんなども多くなってきてると聞きます。虫歯がなくても一度足を運んでみる価値はあると思います。
歯医者さんのハードルが高い方には、
「フロス」の使用をお勧めします。
歯磨きのみをした場合と、歯磨きとフロスを使用した場合で、歯垢除去に30%の違いがあったと報告されています。
現代の生活では、歯磨きとフロスは必須となっているようです。
⑥感染予防対策
新型コロナウイルスによって、多くの方の日常が制限されましたよね。
新型コロナだけでなく、冬季間のインフルエンザ、ノロウイルスなども高齢者が発祥し2.3日寝込むことになると体力が回復するのに1週間以上かかることもあると思います。
通常の「口うがい」に加えて
「鼻うがい」の必要性も改めて認識されてきています。
感染症予防のためにマスクで「口」と「鼻」を抑えることをみなさん耳にタコができるほど聞きましたよね。それなのにうがいは口だけでよいとは変ではありませんか?
鼻うがいは慣れるまで痛みを伴ったりむせたりすることがありますが、市販薬なども上手に使いながら定着させたほうがよいと思います。
⑦易疲労性の原因探索
⑧医原性原因の排除
病気になる原因を取り除くことは言うまでもありませんね。特に心臓機能の維持を図る上で、「血圧の管理」は重要であると言われています。
血圧計を持っていればだれもが簡単に管理できますよね。
2.まとめ
以上です。
2部にわたりフレイルの予防と介入にいて整理してきました。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
このフレイルの整理は、個別加算を理解しやすいように始めました。
どうやら運動・食事・社会参加、認知症初期段階・転倒予防あたりがキーポイントになってきそうですね。
次回は、「介護報酬の個別加算」について整理していきたいと思います。
それではまた、次回お会いできれば嬉しいです。
介護報酬を追い風に、一歩ずつゼンシンしていきましょう。