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#120 iPSで糖尿病治験!?

こんにちは
tatsuyaです。

本日は、「iPS細胞で新たな治験が開始した」ニュースについて紹介したいと思います。

iPSで糖尿病治験 京大病院、来年にも膵臓の細胞移植 重症1型の患者向け

京都大学病院はiPS細胞から作った膵臓(すいぞう)の細胞のシートを糖尿病の患者に移植する臨床試験(治験)を2025年にも実施する。血糖値を下げるための注射を不要にしたり、回数を減らしたりして、患者の負担を軽減できる可能性がある。30年代の実用化をめざす。  膵臓の細胞が正常に働かず血糖値が上昇し、様々な合併症を引き起こす重症の1型糖尿病の患者にiPS細胞から作った膵臓の細胞「膵島(すいとう)細胞」を移植する。  
 京大などはiPS細胞から膵島細胞を作ってシート状にする技術を開発し、この技術をもとに京大病院での治験計画を立てた。24年の8月下旬に京大の治験審査委員会で承認され、医薬品を承認審査する医薬品医療機器総合機構(PMDA)に計画書を送付した。25年2月に最初の手術を計画している。  
 シートは京大と武田薬品工業が中心となって立ち上げ、iPS細胞の事業化を手掛けるオリヅルセラピューティクス(神奈川県藤沢市)が製造する。同社は実用化に向けて今回の治験の後、海外の研究機関や企業などと協力し、規模を拡大した国際共同治験によって有効性を確かめる方針だ。  
 世界でも1型糖尿病の治療技術の開発が進む。米バイオ企業のバーテックス・ファーマシューティカルズは6月、1型糖尿病の患者12人にヒトの幹細胞からつくった膵島細胞を移植し、インスリンが作られることを確認したと発表した。うち11人は注射などによるインスリンの投与量が減ったり、投与が不要になったりした。  
 日本発のiPS細胞を用いた治療の研究は進展している。大阪大学の研究チームはiPS細胞から作った心筋シートによる心臓病の治療法を開発し、既に臨床試験を終えた。同大発スタートアップのクオリプスは厚生労働省への24年中の承認申請を目指している。京都大学のチームはiPS細胞から作った神経細胞でパーキンソン病を治療する臨床試験を完了し、24年にも結果を公表する見通しだ。

2024/09/03 日本経済新聞

 iPS細胞による治療方法が少しずつ臨床化の見込みがたってきているということです。

 iPS細胞は2006年に山中先生から発表され、再生医療に関して大きな期待を集めました。
 心臓病治療やパーキンソン、1型糖尿病など適応の疾患も少しずつ広がってきているようです。


 『2030年』って様々な分野の本当に分岐点なんですね。


以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

それではまた、次回お会いできれば嬉しいです。

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tatsuya@(通所介護×介護報酬)/理学療法士
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