
#184 4輪特定小型原付き
こんにちは
tatsuyaです。
本日は、「4輪特定小型原付き」についてのニュースを紹介したいと思います。
4輪特定小型原付き、快走 高齢者需要、中小に商機
自動車関連の中堅・中小企業が、運転免許のない人でも利用できる特定小型原動機付き自転車市場に相次いで進出する。高齢化や人手不足から近距離の移動や搬送を助ける手段が求められるなか、車部品で培った技術がいきるとみる。高まる社会的ニーズを背景に2023年、公道での小型モビリティーの扱いを定める法改正が実施され、新たな商機が生まれた。
法改正が追い風
エンジン部品などを手掛ける山田製作所(群馬県伊勢崎市)は4輪の1人乗り電動モビリティー「ラクティボ」を開発し、9月から法人向けに先行受注を始めた。道路交通法上、16歳以上が運転免許を持たなくても公道を時速20キロメートル以下で走行できる、特定小型原付きに区分される。
特定小型原付きでは2輪の電動キックボードが知られるが、ラクティボは4輪になる。標準的な電動キックボードの8インチより大きい10インチのタイヤを採用するなど走行時の「安定性を重視した」(山田製作所)。最高時速は法律の上限より8キロメートル遅い12キロメートルに抑える。
06年にホンダから33.4%の出資を受け技術には定評がある。車の電気自動車(EV)シフトでエンジンの需要が減るなか、売り上げを補う新規事業として独自に戦略を立てた。マイカー中心の地方は高齢化による運転免許返納で「交通弱者」が増えかねない。電動で楽に乗れて免許もいらない特定小型原付きのニーズが高まると予想する。
特定小型原付きは時速を6キロメートル以下に抑えて最高速度表示灯を点滅させれば、自転車が通行可能な歩道を通ることができる。ラクティボも6キロモードへの切り替え機能がある。個人向けの価格は27万円(税抜き)。25年春までの発売を目指す。
金属加工の西川精機製作所(東京・江戸川)は燃料電池車(FCV)型の4輪の特定小型原付きを開発する。トヨタ紡織から水素で発電する燃料電池システムの供給を受け、設計やデザインは日本大学と共同で手掛ける。西川精機は車体製造や組み立てを担う。樹脂製ボディーで軽量化し、50万円ほどの価格で数年内の発売を目指す。
西川精機は以前の町工場から医療関連機器やスポーツ用具を手掛ける研究開発型企業へ、業態転換を進めている。特定小型原付きなどを認める法改正を商機と考えた。
特定小型原付き「DK01」を今夏から受注し10月に納車を始めたのは、二輪車用後付け部品のデイトナ。立ち乗りの2輪型で自転車のようにまたいで左右のステップに足を乗せる。バランスを取りやすく、タイヤも12インチと大きいため走破性が高いとみる。
東証スタンダード上場のデイトナは23年に試作車両を初めて公開した。軽乗用車にも積めるようハンドル部品の折り畳み機構を加えた。価格は21万7800円。自転車やバイクの販売店で扱う。現時点の顧客は40~50歳代が中心という。
交通弱者対策に
富士経済(東京・中央)によれば、電動キックボードに3輪型や4輪型などを合わせた特定小型原付きの保有台数(個人所有やシェアリングサービス込み)は、35年に22年比55倍の43万台に伸びる見通し。富士経済は「安定感のある3輪や4輪、自転車タイプが登場することで、幅広い年齢層の利用機会の増加が見込まれる」と話す。
運転免許返納後の移動手段としては自転車があるものの、体力が低下した高齢者には乗りにくい。地方では公共交通機関やライドシェアも足りない。高齢者を中心とする地方の近距離移動の手段として、特定小型原付きや低速の電動車いすなどの小型モビリティーへの期待が高まっていることが中堅・中小企業の参入の背景にある。
パリ・パラリンピックの車いすテニスの金メダリストらに競技用の車いすを供給する橋本エンジニアリング(浜松市)は電動車いすを開発する。競技用と同じマグネシウム素材で軽量化し、限られたスペースに収納できるよう折り畳み機能を付与する。生活の足に困る高齢者をターゲットに25年秋の発売を目指す。
高齢者・地方・免許返納
これはなかなか根強い問題ですよね。
地域ケア会議に出席しても
たいてい議論にでる話題であると思います。
日本版ライドシェアも
一部利用できるようにはなってきていますが、
まだまだ制限が多く、
一般的に普及するには
時間がかかるかと思います。
自動車を乗る乗らないの2択の選択ではなく、
段階的に生活範囲を適正化していくための
一つの手段として
有効なものになり得る
のではないかと思いますね。
以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
それではまた、次回お会いできれば嬉しいです。
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