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#35 認知症の遺伝要因、国民1%に!?

こんにちは
tatsuyaです。

本日は、認知症の遺伝要因についてのニュースを紹介します


認知症の遺伝要因、国民1%に 治療薬に影響、検証欠かせず


スペインのサンパウ病院などのグループは5月、米国のアルツハイマー病研究センターのデータなどを分析した論文を科学誌ネイチャー・メディシンに発表した。

ある遺伝的特徴を持つ人では65歳までにほぼ全員で、アルツハイマー病の発症にかかわるといわれる物質「アミロイドベータ」が脳内に蓄積した証拠を確認したと報告した。

この特徴とはAPOE4遺伝子を両親から受け取った「APOE4ホモ接合体」だ。

アルツハイマー病では「APP」「プレセニリン1及び2」という3つの家族性の遺伝的な原因が知られる。論文はAPOE4ホモ接合体をそれに続く因子と指摘した。両親の一方から受け取った「ヘテロ接合体」の日本人の発症リスクは全く持たない人の3~4倍、ホモ接合体で約10倍ともいわれる。アミロイドベータが脳内にたまっても必ず発症するわけではない。

国内の認知症の人は22年時点で約440万人、その半分以上がアルツハイマー病といわれる。家族性はその1%以下にすぎない。一方、APOE4はヘテロ接合体が日本人の1~2割ホモ接合体は200人に1~2人といわれている。

APOEが今注目されるのはアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」が登場したからだ。

米食品医薬品局(FDA)は2023年7月、承認時に薬の添付文書に「APOE遺伝子型の検査を行うことを推奨する」との注意書きを加えた。

2024/06/09 日本経済新聞



 アルツハイマー病治療薬「レカネマブ」が承認されてから、新たな動きがでてきました。

 現状では、認知症に関して遺伝要因が大きく関与すると考えられておりますが、それに加え、環境要因や生活習慣も重要な因子として捉えられています。

 遺伝要因に関して、新たな発見があることで心配事も出てくる可能性がありますが、早期予防・介入が大原則ですので早期に対応可能になることを期待します。


以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

それではまた、次回お会いできれば嬉しいです。

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