句読点
「ここではきものをぬいでください」
句読点の重要性を説明する時の定番の文。
お店を始める時から、情報発信はInstagramを軸に、と考えていたので、ほぼそれしか稼働してません。
ですが、あの辺のSNSって、基本的に刹那的な情報発信の場って印象があって、少し込み入った話なんかをしようとする時には投稿しづらいなーって思ってて。
なので、noteを始めてみようと思います。
はじめまして。
京都・御所南のバール『punteggiatura』です。
イタリアにある“バール”というカタチの飲食店です。
ところで、冒頭の句読点の件はなんだったのか。
すでにSNS等でご理解いただいている方もおられるかも知れませんが、
店名の「punteggiatura」はイタリア語で句読点を意味します。
正確には、日本ではあまり馴染みのない:とか;とかもその一つです。
『一日を一つの文とした時に、句読点の様な存在』
僕は“バール”というものをそう解釈し、この名前を付けました。
「ここで、はきものをぬいでください」
これで土足厳禁であることが分かります。
「ここでは、きものをぬいでください」
なんだかエロくなります。
読点がなければ、どう読み取っていいか分からない。
また、読点の場所によっては意味が変わってしまう。
バールで過ごす時間があることで、その後の時間や
その日が意味を持ち、素敵で豊かなものになる。
そんな句読点のような存在を目指し、日々コソコソと頑張っています。