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あの刺激だけは苦手

さすがにデスソースは飲めませんが(飲もうとしたことも別にないけど)、自分は激辛系の食べ物が好きで、暴君ハバネロはおつまみ感覚で食べるし、ココイチのカレーはだいたい8辛を頼みます(最高で12辛を経験済み)。

行きつけのインドカレー屋ではVH(Very Hot)という段階があって、要するに激辛モードなのですが、これがなかなかに辛く、しばらく痛みが舌に残るのですが、実にたまらない。ハアハア。

あと、ミンティアはハード系の味しか買わないのですが、ハード系の味を数粒ほど食べた直後にギンギンに冷えた天然水をグイッと煽る。すると一気にスパークする口内。もうたまらない。興奮する。私は変態なのかもしれない。

アブサンを初めて飲んだ時も激アツでしたね。アブサンというのはかなり度数の高いお酒で、かつてゴッホやピカソなどの芸術家たちがこれを飲んでラリっていたことでも有名。

「飲むマリ○ァナ」ともいわれているやべーやつなのですが、普通に飲みやすいです。ただ、後から酔いが廻る。怖いので1ショットでやめましたが、確かにこれが癖になったら空飛ぶルーシーちゃんが見えそうだと思いました。

そんな刺激物フェチのM気質な自分ですが、どうしても苦手なものがあります。

「ストロングゼロ」です。

そう、あの、飲めば宇宙にトベルとかいう噂の、サントリーが現代社会の闇と提携して産み出した、超強力チューハイ。

基本的にチューハイそのものが苦手なのですが、それは自分が果汁や柑橘のフレーバーがしつこいのが苦手という、まあ単純に味の好き嫌いのレベル。

ところがストロングゼロ、特にレモン味は、好き嫌いがどうこうとかではなく、もうあの広がるばかりのLemonのしつこい感触が胸に残り離れなくてきつい。夢ならばどれほど良かったでしょう。

それでもまだアルコール8%の頃は限界までは感じなかったのですが、9%に上がったばかりの頃にうっかり飲んだ時は、これはうっかり異世界に転生してしまうと感じました。「魔界への誘い」という焼酎がありますが、ストロングゼロは異世界への誘いです。

なんとか500mlを1缶あけましたが、もうそれ以上は勘弁してほしいとチェイサーの金麦を飲んでほっとしました。それ以来はストロング系の缶チューハイは飲んでいません。

商品そのものはかなり以前から存在したのに、最近になってやたらとハード系安酒の象徴みたいになりましたね。

こういった歪んだ世界観のものはできるだけ試したい中二病の身としては、ストロングゼロが飲めない自分が情けないというか悔しい。

そう思いながらサントリーの頂をいただきます。これもアルコール8%のやべーやつ。やべーけどこれは後に残らないから理論的にアルコールゼロです。カロリーはあります。

サウナはたのしい。