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未来に向かって(の妄想)

ちくわ(どんぐり)さん主催の企画「コメントランナーズ」の今週のお題は、『テクノロジーの進化で恩恵を受けたいモノ(ジャンル・サービス・機器etc)はありますか?』です。

「コメントランナーズ」とは、お題に対してみんなコメントしてね、という趣旨の企画です。参加方法は、ただコメントするだけです。よっぽどお題から逸れているか、誹謗中傷でなければ、どんな答え方でもOKだと思います。

でもって、『テクノロジーの進化で恩恵を受けたいモノ(ジャンル・サービス・機器etc)はありますか?』に対する自分の答えは、「ドラえもんのひみつ道具が実現されてほしい」、もっと具体的にいえば「自分が老いさらばえる頃には、タケコプターの開発実験くらいはされていてほしい」というもの。

最初に断っておきますが、これはボケではありません。本気でそう願っている。

現実逃避ではないのです。ポルノグラフィティが「車もしばらく空を走る予定もなさそうさ」と歌ってからすでに早や25年が過ぎた令和の今も、タイヤなしカーは登場する兆しがなさそう。それくらいは理解しています。

さすがに、タイムマシンやどこでもドアが市販される頃まで自分が生きているなんて、あと何十年かの医療ではどうにも無理そうだ、ということも……。

でも、しかし……、タケコプターのプロトタイプくらいは、生きている間に見ておきたくはないですか?誰に同意を求めているのかよくわかりませんが、未来に夢を見ることは、そう悪いことではないでしょう。

なんなら、タケコプターというのですら、自分なりに現実を見据えたチョイスである。本音をいえば、あと10年後くらいにはグルメテーブルかけが登場してほしい。

グルメテーブルかけとは、映画のドラえもんでお馴染みの、食べたいものを言ってテーブルかけを掛ければ、どんな食べ物でも即座にテーブルに現れるという、これさえあれば食費が要らなくなるという、夢のようなひみつ道具です。

まあ、実は後から請求が来るのかもしれませんが、それは置いておいて、なんともロマンがある。

グルメテーブルかけが出した料理の味はいずれも超一流らしく、こんなものが登場した日には世のすべての飲食店が大打撃、それだけではなく、家庭で自炊する必要もなくなるので、スーパーの売り上げも大幅に減少するでしょう。

とはいえ、ある意味ではそれは、社会が未来に向かっていくということ。

スーパーの台頭によって昔ながらの八百屋や魚屋は数少なくなり、サブスクによってビデオレンタルショップは街から消えていきました。

もちろんそれは寂しいことではあるのですが、時代は常に変わっていくもの。今に始まったことではなく、800年くらい前にはすでに、盛者必衰がどうたらこうたら、ということを本に書いた人がいたわけで。

ドラえもんの作中でも、どこでもドアの普及によって鉄道事業は衰退し、未来の鉄道会社である天の川鉄道はテーマパークを建設して観光事業として再起を図っている、という描写があります(『大長編ドラえもん のび太と銀河超特急』より)。

現実でも、ビデオレンタルショップとして一世を風靡していたTSUTAYAが、レンタル事業としての経営を続けるのが苦しくなり、書店と喫茶店を融合した施設の蔦屋書店として再起を図っているという事例があります。

今では日本を代表するゲーム会社の任天堂は元々は花札やトランプが主力商品だったし、ローソンは最初は牛乳屋でした。

なので、いま存在している大企業が、将来的に現在のイメージとは全く異なる製品を世に送り出すことだって、あり得ない話ではないわけで。

意外や意外、業界初のタケコプターの製造元は今日を愛するLIONという可能性もあるし、グルメテーブルかけの製造元はヤマザキパンかもしれない。

春のパンまつりで貰えるあの白いお皿は、グルメテーブルかけで使われるお皿の試作品なのかもしれない。松たか子さんはどうお考えなのだろうか。そもそも松たか子さんはこんなアホな妄想をしなさそうだが。

タイヤなしカーも、テスラでもトヨタでもなく、なんと阪急電鉄からのリリースということだってあり得る。もちろんボディカラーは阪急電鉄カラーのワインレッドである。

阪急電鉄カラーの自動車。鉄道オタクの方々にとってはそれ、嬉しいのか嬉しくないのか。

未来の自動車は完全に自動運転になり、それによって運転免許制度も撤廃されると思われるので、年齢制限もなくなって、誰でも扱えるようになるでしょう。

そして、それによって鉄道の需要はなくなってしまい、経営難になった鉄道会社が銀河の中にドリーマーブランドなる遊園地をつくって、ミステリートレインを……。

妄想は終わらない。しかしこれ、未来がどうこうというより、ただ単に自分がドラえもん大好きなだけだな……。

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ぷらーな
サウナはたのしい。