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忘れられないファンとの向き合い方。小泉さんx中川さん #noteフェス 講演メモ
noteクリエイターフェスティバル セッション2日目。鹿島アントラーズ代表取締役 小泉文明さんと、アソビシステム社長 中川悠介さんのセッション内容を #講演メモ の形にメモを残していきます。
最近の取り組み
コロナで売り上げの30%くらい吹っ飛ぶ。めちゃめちゃ大変。
ファンの皆さまに忘れられても困る。でも嘘をついても仕方がない。
では何をしたか?
小泉さん
✔️①クラウドファンディングをした。1ヶ月くらいで1.3億円集まった
サポーターの思い/応援が集まった。返戻金も「ものより思い出」「"もの”より"こと"」をお返し
✔️②アパレルブランド「F.D.」を新しく作った。
サッカーのスローガン「フットボールドリーム」を掲げるアパレル。一見サッカーと関係しないアパレルブランドを作ってファンの層を拡げる。ファンをライフスタイルに導いていくような新しいアプローチ。
✔️③地域のデジタル化を支援・推進するコンサルティング事業をスタート。
小泉さん最近の取り組み。#noteフェス
— ぷくし / pukushi (@pukushi) September 3, 2020
「コロナでめちゃくちゃ大変。売り上げが3割」
「まずクラウドファンディングをしました」
1.3億集まってる!https://t.co/6yz1hmBqzl
何をしたか?中川さん
✔️ライブイベントは300本くらいコロナで中止に。
→チャンスと捉える→今までできなかったオンライン化を進める。
→タレント全員のnoteのアカウントも作り(総勢80アカウントくらい!)note上に集約し発信。
✔️noteには制作の裏側や、今までは伝えきれなかったこと・想いを伝えていく。→ファンに伝わる熱量の加速。
今までは裏側を発信しなくて良い風潮があった。裏側を発信することで広がっていくものづくりへの想いが伝わった。
✔️BASEと一緒に「アソビデパート」を作った。
→今まではモノづくりをしなかった。
タレントに自由にデザインさせて、ファンに届ける。
→ファンとの距離の近さに繋がる
→購入サイズのデータなどを通して今まで気づかなかった潜在ファン層が可視化された。
✔️noteを使ってオンラインサロンを始めようとしている。
→今まではファンクラブだったが、その一歩先の発信。
→アソビシステムが好き・アソビシステム自体に興味のある若い子と一緒に成長していくようなオンラインサロンを作っていきたい
ファンクラブ2.0
ファンクラブだけじゃない関わりのファンが増えてきている。
商品開発のアドバイスだったり、新しいビジネスに繋がるファンの姿があったり。
コロナで、試合/ライブ がすっぽり減った。
→ファンに忘れ去られる怖さ
大事にしたこと。
✔️新しいファンの獲得よりも、今までのファンを、より大事にする
情報量を上げていく。tiktokチャンネル、stand.fmチャンネルを築いた。noteもこれから始める。
✔️コアなファンに、新しいアントラーズを届ける
コロナの後はスタジアム体験のハードルが上がる。
アフターコロナは体験のハードル・値段が上がる。
新しい体験、新しいテクノロジー、チケットの値段が上がる、、、 ←それにどう返せるか。
✔️ドコモと組んで5Gのテクノロジーを使ったスタジアム体験を届ける
(コロナでも5000人まで観客を呼べるので、コアなファンをスタジアムに呼び行う)
今まではタレントを守る観点で発信してこなかったことを
細かく発信するようになってきた。
→インスタライブを所属タレント全員が発信するようになった。
→タレントが友達同士でコラボ発信をするようになった、などタレント自発で変化。
(コラボ発信は今まで行ってこなかった(おそらくタレントを守る観点で)。コラボ配信でタレント同士が友達な姿を見せる事は、ファンからすると知らなかった裏側を見れて嬉しい。)
情報発信の敷居が下がっている。
今までは広報や一部のメンバーだけが発信していたのが、色んなメンバーが発信したり絡むようになった。色んな角度で情報発信=エンゲージ・結束を高める。
オンラインでのファンイベントの話。
きゃりーぱみゅぱみゅの毎年のフルーツ狩りイベントをオンラインで開催。
500人くらいのファンをオンラインミーティング画面に全員一同に出して、時間を共有。
「コロナの前にいつも開催してたフルーツ狩りイベントを今年はオンラインで開催」
— ぷくし / pukushi (@pukushi) September 3, 2020
これ、、画像奥に見えるモニターにファン一堂に登場してる、、オンライン会でこれだけ一気に登場すごくない?#noteフェス pic.twitter.com/DeeA4Sm33b
アフターコロナは
オンラインとオフラインが共存する世界になる。
→チャンスが2倍になる!とポジティブに捉えている
過去のコンテンツをやる。過去のコンテンツをうまく使う。
OBをうまく使う。
これはテレビにも言えること。
過去の名作、テレビドラマ、過去の試合、、、「良いものは、良い。」
そこにOB選手を入れて投げ銭をしたり。
(Youtubeで投げ銭=新しい応援・交流の形)
過去の試合なので試合結果が分かっているのに、ファンは盛り上がる。ゴールのたび結構な金額の投げ銭が入った
過去のコンテンツを今っぽく提供すること。
良いものは、良い。
昔からのファンはもちろん楽しむし、新しいファンにも刺さる。
過去のコンテンツは、ファンは皆知ってると思いがちだった。
やってみたら、新しいファンが広がったり。
→新しいファン層が過去のリメイクから生まれていたことがあった。
過去のコンテンツの再提供の良い例
「コロナ中、ミスチルとかは過去の映像流しまくってた。」 一同「あれ良かったですよね!」
良いコンテンツをどう新しい形で流すか、そこからどう新しいファンを獲得するか。
視聴者質問:
忘れられる怖さもありますが、情報を露出しすぎて飽きられるなど、コモディティ化の心配に対する対策があれば教えてください。
→既存のファンに対してどう伝えるかに対して注力している。むしろスピードに注力。
露出しすぎた、くらいでファンにやっと届く。
経営に対しても言えること。言いすぎるくらい言い続けて、やっと社員に届く。
ファンとのエピソードで印象に残っていること
アントラーズを株式譲渡を受けて代表取締役に就任した時。鹿島アントラーズは歴史のあるチームなので、ファンからかなりの数のネガティブな反応があった。
→始めてnoteを書いた。経営者が情報をしっかり届けた。ネガティブな意見が止まった。
経営のトップがどれだけ正しい情報を届けるか。でちゃんと届く。
小泉さん「新しいファンを獲得しにいく際、既存のファンを裏切る、方向性が変わる岐路に立つ時が出る。その点アソビシステムはコアもマスも両方うまく取っている。アソビはなにか工夫している?」
→中川さん「マスの上澄みを意識している。」
マスの上澄みは、マス層にもコア層にも刺さる。
アソビシステムの考える、よいものを届けようと意識している。
これからについて。
✔️タレント事務所は広告費でやってきているものだが、アソビシステムは文化を伝えたい。リブランディングなどしたい
✔️第一産業と繋がりたい。(→Facebookで呼びかけて、繋がった)
アソビの造語・HARAJUKU KAWAIIを沖縄県でも。沖縄でKAWAIIを発信
OKiNAWA KAWAii!!を開催し「可愛いシーサー」を作ったり。
✔️所属タレントの目線で紹介してECで売ったりリブランディング。
OKiNAWA KAWAii!!
1~2年前は、タレント事務所やサッカーチームがそんなことするの?って次元だった。
今は表現に対して、かなりいろいろなツールが出揃っている。
→サッカーチーム(鹿島アントラーズ)からライフスタイルの発信に進化
→タレント事務所(アソビシステム)から文化を発信することに進化
ファンクラブ2.0
ファンクラブじゃない関わりが増えてきている。
「コロナでP/L的にはお腹痛いけれど、
新しいメディアやテクノロジーを使って挑戦していくチャンスだと捉えています。」
「アフターコロナで人をマネージメントしている
新しい関わり方、今までのルーティンを変えるチャンスだと捉えています。」
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セッションの内容はこちらからアーカイブ視聴できます。
次のセッションはこちら!
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補足:
なお、 #講演メモ というのは noteの徳力さんがおっしゃっている、
私のような普通の人にも講演のレポートを書ける方法のことです。
セッションのレポを書くにあたり、こちらの記事を参考にしています。
https://note.com/tokuriki/n/nea8c3dabd9d2
今やりたい事がクリアになって嬉しくて興奮している。なぜなら徳力さんのこの記事を読んだから。
— ぷくし / pukushi (@pukushi) August 29, 2020
”◯◯型”ってタイプ別にnoteレポを紹介してて、↓
講演メモを実践されている方の記事を、タイプ別にまとめてみました。 #SNSの教科書|徳力基彦(tokuriki) @tokuriki #note https://t.co/M8tz2VnFOD
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