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noteが目指す創作の街 加藤貞顕さん×深津 貴之さん #noteフェス

noteクリエイターフェスティバル最終セッション。
note CEOの加藤さん、CXOの深津さんによる「noteが目指す創作の街」のセッションを #講演メモ の形で書きます。noteのビジョンや、なんと今後の新機能の発表もありました。

私はこの1ヶ月と少し、noteフェスサポーターに参加していました。

✔️noteフェスサポーターうち80名分くらいサポーターの記事を紹介したり
https://note.com/pukushi/n/n87134d7e79f1
✔️オンライン開催ゆえの、サポーターミーティングzoom会を漫画にしたり
https://note.com/pukushi/n/n78c4fe456011
✔️ 「#noteフェスサポラジオ」というサポーター対談の音声配信をしたり
https://note.com/pukushi/n/n1eda17fb555e
✔️ 他のサポーターの活動を #グラレコ で紹介したり
https://note.com/pukushi/n/n969ddd7fb5c5

いやーーーーー、走り抜けた1ヶ月間余りでした。最後は学校祭のように毎日忙しく記事を書いた。記事やコメントTwitterを通してサポーター以外にも参加者の方々と交流が深まった。記事を書く楽しさコメントをもらう楽しさが爆発した。
note社の方々のコメントに毎度感動した。楽しさと、繋がりを与えてくれたnoteの方々に心から御礼拍手。👏🏻👏🏻👏🏻
最後も、拍手を画面を超えて直接届けたかった、届け〜〜!

noteフェスを振り返って、加藤さん深津さんからメッセージ。
感想とか書いてくれると嬉しい。
感想じゃなくてもnoteを見て創作しようと思ってくれると。
超大作を書こうとしなくて良い。書きたいことを書きたいように書く。

好きで楽しく続けてる。
技術や表現はあとから付いてくるし。

noteフェス自体の冠は、「つくる、つながる、そしてとどける。
とどける、の部分は、皆さんが書けばnoteが届けるから。


前半はトークパネル形式で、ピックアップされた話題をお話しされました。

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①noteという街

インターネットの空間は創作がしやすくなった。
インターネットで一番変わったのは、誰もが創作ができるようになった事。

深津さん「僕は90年代、2000年代初頭のWEB出身なんですが、
あの頃、インターネットが来る前と来た後で楽しかったことって、訳わかんないことをすごい皆んなが楽しそうにやって、楽しそうに発表してる人がすごい多かった事。」
参考:POSEMANIACS: 深津さんが昔作った、筋肉の流れがわかるサイト
なんと進撃の巨人の筋肉もここからヒントを得たりしたらしい。
深津さん:「この頃はプラットフォームとかアプリとかなく、作法のない中で誰もが適当にやりたいことを適当にぶつけてた、カオスな世界だった。
表現が民主化された。それによってつながりは生まれた。
あの頃は、勉強欲のある人がHTMLとかjavaとか自分で勉強しなきゃいけなかった。
その後、ブログブーム→動画→短文系のSNS(=長文書かなくても大丈夫=敷居が下がる=雑多になって)→仮想経済っぽいお金の流れが入ってきて....
純粋にピュアな面白いWEBサイトを作ること自体の流れは減っちゃって。」

加藤さん:「当時そういうWeb創作の流れを見ていて、一方で出版社に勤めていてコンテンツを作っていて。将来的にWebと融合しなきゃいけなくなる日が来る。
ネット側に良い仕組みが無いと、プロの創造物もアマチュアの創造物も(仕組みが無くて)、創造物に広がりが無くなるのは嫌だなと思っていて、cakes.munote.mu の仕組みを作りました。」
『WEB進化論』で梅田 望夫さんが言っていた、知識の高速道路
知識の高速道路・・・例えば羽生善治棋士。将棋をインターネットで勉強した人が、強くなって情報発信して、情報発信を見て次の世代がどんどん生まれ、、、
「先人の知識や学びにどんどん乗っかって新しいものが次々に生まれていくのがインターネットの来るべき世界である。」という梅田望夫さんの進化論。

深津さん:「そういう世界が来て欲しいと思った。
実際は2000年、2010年2015年以降はソーシャルの力が強くなって、PVの力が強くなって、荒れるインターネットになってしまって、読みものも[!][?]などのスキャンダル形式で引っ張る流れになって・・・
そんな時に加藤さんから声が来た。noteで初期のインターネットの熱さやポジティブなところを復活させられると良いと思った。

インターネットは良い方にも拡張する、悪い方にも拡張する。

加藤さん:「街、で言うと、twitterとかも面白いけれど、フロー。流れてしまう。
インターネットにみんなの住所が必要。ホームグラウンドが必要。
(現代は)インターネットに住んでいる(時代)。
でも住所を得ていなくてあっちこっち行っている今の状況を、住所を得て、ネット上で好きな街に暮らしている、そんな状況を作りたかった。

治安が良いところに住みたい。
おしゃれなところに住みたい。
それぞれの住みたいところに住むインターネット上の街。

深津さん:「noteはエコシステムの思想が強い。0→1で [何がある] [何が禁止] という世界観ではなく、緩い輪郭の中に色んなものがワサーーっと入っている。」

加藤さん:「現実の街でイメージしやすいのはニューヨーク。北に高級住宅街、公園があって美術館があって劇場があってデパートがあってSOHOがあって学生街があって中華街があってウォールストリートがあって……それぞれの人が楽しいと思うことをやっている。

noteフェスって、noteというそういう街の、町内会のお祭りなんですよね。
noteフェスがオンライン開催で良かったのは
・全国から参加者が集まったこと。
・リアルだと1日、せいぜい2日間なのがデジタルなら1週間とかできる。
・コンテンツに集中できた
のはオンラインの良かったところ。」

②創作を続けるコツ

深津さんが美大の先生をやっていた時に生徒に言っていたこと。
「超大作を作らない。」

✔️始める人は、初手で大作をつくろうとしがち。
例えばRPGツクールを始める人も、70時間かけて意気込んでマップを作る最中に終わってしまう。ものを作る人の挫折。

✔️初手でやるべきことは1時間で終わるものを作ってみる。
手を動かしたりコンスタントにやっていくことで、技術が上がって慣れることで
もう少し大きいのを作れるようになる。その方が、やりやすい、続きやすい。

部分のスケッチです部品ですコンセプトです
✔️他人に見せることを前提にしない部品をポンポンあげること。
他人に見せようとすると、どんどんハードルが上がる。
『今更できない病』の病気にかかる。」

「立場が難しかったら別アカウント作ったら良いんですよ。」

③note placeについて

note place は2020年の最大のチャレンジ。
昨年からイベントをよくやっている。なぜなら街だから。お祭りだから。

11月12月に場所が決まって、1月に工事が始まって、そうしたらコロナが来て、、
立派なスタジオですねと言われるが、note place はイベント会場だ。
コロナもあってイベント寄りから配信寄りにして、撮影機材の予算が増設されて、
メインホールは200人くらい入る。隣にラウンジ、キッチンスペースがある。
「いつか飲食イベントとかしたい。」(←!!)
「配信設備も整っているので、企業への会場提供もできる。クリエイターのイベントなどの支援もできる。」(相談受け付けます、との事)

③フルリモート採用・働き方

note社は今100人くらいの会社。(数年前は25人くらいだった。毎月5人くらい人が入る形で新入社員が入る。)

[フレキシブル出社制度]

デフォルトが在宅。来たい人は出社しても良い制度。
沖縄にいても、北海道にいても、note社に務めることができるようになった。
鎌倉、小田原、くらいの距離感に住んでいる人が増えている。
コロナで変わった取り組み:自粛期間の最中に、毎年経営チームが定例でやっている合宿があるが、今年は完全オンラインで合宿を行った。他にもオンラインランチ会をやったりしている。

④セキュリティ対策について

セキュリティ対策について。
起こったことへの解決を済ませ、今は、他にも対策できることがないかを、超安心、安全を果たすためにイチから見直しし、外部のチェックも入れている。開発のリソースもそちらに注力している。近々、対策まとめのリリースを出します。


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⑤これからのnoteどうなるの?

アップルの発表会みたいでした。noteの新機能発表会。!

■ 新エディタ機能

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特命チームを作って、ゼロからコードを書いて作っている。との事。

✔️大見出し、中見出し、小見出し
✔️キャプション機能
✔️投稿画面がパワフルになる。プレビューを見ながら設定ができたり。
✔️拡張性がつく

(PhotoshopやUnityのように、基礎の本体アプリに対して追加拡張をつけていく設定。校閲機能の追加、日本語チェッカーの追加…など拡張したい。)

加藤さん:「柔軟にいろんな事が超自然にできるエディターを目指して作っています。
加藤さん:「メモをnoteの下書きで作ってる人もいるけれど、みんながそれをするくらい使い勝手の良いエディターを目指して。」
深津さん:「3年くらいかな?」(今は特命チームもセキュリティ対策に割いてるので。)

新エディタはWeb/ PC/ iOS/ iPad/ Androidすべて設計レベルで統合する予定なので、PCで動けばiPhoneでもiPadでも全体的に動くようになる予定との事。(将来的にMacとiPadアプリが統合されそうなので、極論Macアプリも作れるということに…)

■ 新トップページ構想
メディア的機能、カテゴライズ、その他

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■新・おすすめ、トップ、カテゴリなどのnewレイアウト。
各カテゴリ・トップ毎に出せるコンテンツの量が増える。サブコンテンツが出せる。各カテゴリ、各コンテンツがメディアになっていく。

「各カテゴリを各雑誌のようになるテンションで進めている。」
クリエイター側にとってもメリット。
✔️作る側がメディアを作れる。メディアになって、記事を見てもらう確率が増やせる。
✔️細かく出し分けができるようになる。例えば音楽ならロック/ポップ.../ライブ行ってみた/コンサート予告/アーティスト日記・・・サブカテゴリを作れる。
・・・noteのメディア化が進む。

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ゲームカテゴリ 出し分けの例

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デザインカテゴリ 出し分けの例


■ DM機能

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「ダイレクトメッセージ、付くと思います!!!! 」

(会場から拍手が、沸きました....!)

セキュリティを完璧にしてから出すので、安全度を上げていくのでリリースは遅れますが作っています。(ダイレクトメッセージは特にセンシティブ)

作家さんがデビューするチャンスの軸も上げていきたい。
✔️出版社からクリエイターへメッセージ
✔️クリエイター同士でコラボ
それらの話がDM上でできるように。

深津さん:「将来的には、ダイレクトメッセージ状で金銭のやり取り、DM上から仕事を頼んで支払いができるところまで目指していきたい。」
加藤さん:「いずれはあの中に課金機能もつくと良いですよね。」

加藤さん:「これらを実現するために裏側のデータ整理や機械学習を進めたりしていますが、目に見える新機能はこれらです。」

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と、予期せず新機能発表会がありました。アップルの新機能発表会のようで、とてもワクワクした。特に私が嬉しかったのは、
✔️キャプション機能
✔️メディアの出しわけ(記事をカテゴリごとに、バナーやタグでプロフィールトップに表示できるなんて、最&高。。。)
✔️DM機能

全部ですね。全部気になりました。
今の時点で既にnoteのエディタは使い勝手も良くて、UIも綺麗で、メモとして活用しているし、あるいは下書き機能を使って旅行の際など友達に旅行のしおりを作って提案や、個人的なお店のブックマークを作ったりなどもしていますが、
現在のエディタの使い勝手を引き継ぎつつ、さらに [超] 使いやすくなりそうなので、とてもとても楽しみです。

わくわくっ。

以下の noteのYoutubeチャンネル からアーカイブ視聴できます。



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