地方の片隅から届けたいことを少々。
今まで居住を明かしてこなかったのだけれど、実は三重県に住んでいる。
東海地方のちょっと地味なほうの県。
なぜ急に居住を明かす気になったかというと。
こちら。
ありがたいことに、四月からこちらのメディアで月に一本エッセイを書かせてもらえることになった。
お粗末なサムネ画像もご愛嬌と思ってくれたら嬉しいし優しい(あなたが)。
せっかく書いたからには読まれたいし、読んでほしいし、私のホームでもあるnoteでまっさきにお知らせしたく、居住を明かすこともやぶさかではなくなった、というわけ。
(クリックして!読んで!!)
こちらのメディア、otonamie(オトナミエ)、というのだけど、三重県に住んでいる方でなくてもきっとすごく楽しめると思うので、いくつか記事を紹介させてほしい。
お時間下さい。
①記者:サーファーの聖地、国府の浜のサーファーを描く y_imura さん。
y_imuraさんはプロカメラマンでotonamieのカメラマンもされている。
写真がはっと息をのむ美しさで、それだけでもクリックする価値があるのだけど、その記事の中身がまたすごい。
写真の男性が赤いウェットスーツを着ている理由に胸がぎゅっとなるのでぜひ読んで。
死生観を揺さぶられるボリューミーな記事。
②記者:自称元シティボーイで、現在新卒漁師(あ、二年目に入りましたね!)という異色の経歴を持つ伊澤峻希さん。
三重県の南の果ての方、南伊勢に住む“マスター”の記事。
漁村に暮らすなんでもない「普通の人」が話す人生のお話。
華やかさはないけれど、泥臭くてちっぽけな、でもまばゆいマスターの歴史に入り込んでしまう。
地方が発信すべきことのひとつはこういうことなんじゃないかな、と思ったりする。
漁師の日常が覗けるレアなnoteもあわせてどうぞ。
③記者:副代表の福田ミキさん。
この記事めちゃくちゃ好きだった!!
メニューに突っ込みどころが多すぎる「ギオンシグマ」というお食事やさん(ファミレスでもないしレストランでもないし、いったいなに。というわけでお食事やさん)の記事。
何回読んでも笑っちゃう。電車の中で読んだらだめなやつ。
いつかは行きたいギオンシグマ。
あれこれあげだすときりがないのでとりあえずこのくらいにしておいて。
(後でゆっくり回遊して読んでね)
otonamie とお付き合いさせていただくようになってから地方というものについて以前よりよく考えるようになった。
ますます高齢化が進むであろう、いわゆる地方に住んでいて、ここからなにを届けてなにを伝えるのがいいのだろう、と考える。
私は地方にはポテンシャルしかないと思っている。日本はこんなに小さな島国なんだから、みんなもっと列島ごと身近に感じることができたらいろんなことの均衡がとれるんじゃないかな。
都市部の情報は、発信する人間の分母が多い事情もあるけれど、地方にいても存分に届く。
だけど、地方のそれはどうだろう。
地方のリアルはどれだけ都市部に届いているのだろうか。
地方で暮らし、地方で育て、地方で老いていくことを等身大で伝える場所があれば、きっと日本はもっと小さくなる。
今はなんだかこんな小さな島国が妙に広く大きく感じてしまう。
「片隅の日常を届けたい」
なにを書くかはお任せします、とのこと(懐の広さ!)だったので、そんな思いからエッセイを書くことにした。
三重県というちょっぴり地味なこの県がすこしでも誰かにとって身近な県になりますように。
また読みにきてくれたらそれでもう。