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retail

こんにちは、パグ蔵です。

本日はCNNの記事で見かけた表現をピックアップしました。
記事は、投資銘柄の選定において、ChatGPTはファンドマネジャーよりも優秀かもしれない、というものです。

そのなかでretailという表現が以下のように使われていました。


While major funds have used AI for years to support their investment decisions, ChatGPT has put the technology in the hands of the general public, with the potential to guide the decisions of retail investors.」

CNN Business "ChatGPT can pick stocks better than your fund manager"
https://edition.cnn.com/2023/05/05/investing/chatgpt-outperforms-investment-funds/index.html

retailは「小売り」などと訳され、whosale(卸売り)を対義語とすることが多いですが、上記のような投資関連の文脈で、retail investorとなる場合は、一般投資家や個人投資家を指し、これと対になる表現はinstitutional investor(機関投資家)となります。

確かに、retailは小口、wholesaleは大口を指すこともありますので、このように考えれば理解できますね。


ファンドの目論見書や金融機関の英文開示書類では非常によく見かける表現で、そういった文書を読まれる方には常識かもしれませんが、何年も前に初めてこの表現を見た私は、適訳がわからず調べて、なるほど!となった記憶がありましたので取り上げてみました。


上記の例に限らず、英語(原文)が理解できたからといって、それを正しく適切な日本語に転換できるとは限らず、これには英語の理解力以上に日本語の語彙力や専門知識が必要だなと日々痛感しています。

本日は以上です。
お読みいただきありがとうございました。
それではまた。

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