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僕は庭師になった(2019.3.2 村雨辰剛さんトークイベント)

筋肉体操で一気に知られるようになった「村雨辰剛さん」の出版記念イベント@神田明神

参加者は約100人。年代は幅広く、ほぼ女性(男性は数人)!

季節柄、花粉症の話から。
実は村雨さんも花粉症。しかも、庭師になってから発症!と衝撃のエピソードから始まる。(スウェーデンは杉のような木がなく、花粉症になる人はいない模様)

【子ども時代】
ゲームや歴史を通して日本を知り、日本語の本をたくさん読んでいた。
留学したくて、日本の高校に直接国際電話をするなど、思い立ったら行動するタイプだった(あとで電話代が高いことに気づいた親に叱られたエピソードも)。

【家族の反応】
テレビに出演(筋肉体操など)、本の出版について、家族の反応は…。
・日本で庭師になったのでは?
・なんで上半身裸なの?
・30なのに本を出すの?
笑いと文化の壁は厚く、なかなか伝わりにくく、苦戦。

本は日本語で書いたので、スウェーデンの友人からは、英語版やスウェーデンについての問い合わせも。
(編集者の鈴木さんを見ながら)英語版も検討を…。その場合は自分で翻訳…?

【徒弟制度について】
日本で庭師になることを決め、徒弟制度に触れる。ブラックと言われがちだけど、そうでもない。
働くのは、朝から夕方まで(夜は暗くて作業できない)。休憩時間もきちんとある。日曜は休みなど、規則正しい生活。
依頼主は、お茶やお菓子を出してくれる気遣いのある人が多く、やりやすい。

休憩中、親方には緑茶と和菓子、村雨さんにはりんごジュースとパイが用意されていたが、実は村雨さんは緑茶好き。
親方と同じものがよかったな!と思っていたという…。

【庭師になって思うこと】
庭師になって8年。まだまだ一人前とはいえない。できないモヤモヤは常にある。
新規の日本庭園案件をやりたくて、東京に来たものの、実際の案件は洋風庭園が多い。
日本庭園は値段が高いと思われがちだが、工夫できる点はたくさんあり、予算に応じて対応できる。
洋風庭園も決して安くはないし、モダンな和風庭園の提案もできる。
固定観念をなくしたい!

【オススメの日本庭園】
オススメの日本庭園は、鎌倉の光明寺。
本の表紙にもなっている。
小堀遠州風の庭が美しい。
季節ごとに変化する蓮、山の借景を楽しめる。

【筋肉体操のエピソード】
武田真治さんと他の3人は楽屋が別。
第1弾では、差し入れにおやつが置いてあったが、誰も手をつけず。サラダチキンを持ち込んでいた。
第2弾では、差し入れのおやつがなくなり、サラダチキンやプロテインが!

【今後の活動】
今後も庭師としてずっと働くが、他の活動も引き続き行う予定。
メディアで取り上げてもらうことで、日本庭園の良さも伝えることができる。

日本では日本庭園が減り、海外でのニーズが増えつつある。しかしながら、日本庭園は日本にあることに意味がある。
日本の素晴らしい文化を守りたい。

日本庭園を訪れて「この石、面白い」と思うだけでいい。実際に足を運んで何か感じて欲しい。

【3/6から発売中】


【余談】

イベントでいただいたサイン本。
漢字がバランスよく書けていて、すごい。

#僕は庭師になった #村雨辰剛 #筋肉体操 #イベントレポ

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