20歳から全国を駆け回り地域の課題を解決!創業期を知る中田のパブテクへの想い
株式会社パブリックテクノロジーズ、略して「パブテク」では、さらなる事業拡大のため、新しい仲間を募集しています。
パブテクの中の人へのインタビューを通して、ニュースリリースでは伝えられない、ちょっと暑苦しくて、ぐっと素敵な、会社の本音をお伝えする本シリーズ。今回は、中田 怜(ナカダ レイ)さんにインタビューしました。
10代で起業し、北海道に移住して町づくりやふるさと納税に携わったのち、2020年に創業メンバーとしてパブテクにジョインした中田さん。現在は、地方自治体との連携事業を推進しています。
行ったことのない場所に行くのが好きで、なんと1年間で全都道府県を訪れるそう...今回はそんな中田さんに、地方自治体と連携する中で現地に足を運び続ける理由や、創業時からのパブテクの変化・裏話を聞きました。
中田 怜(ナカダ レイ)
10代での起業を経て2020年にパブリックテクノロジーズに参画。現在は各地域でのオンデマンド交通・公共ライドシェアの展開を推進。
1年で47都道府県を制覇!?全国行脚する訳
ー中田さん、本日はよろしくお願いします。早速ですが、今パブテクの中でどのような業務を担当されているのでしょうか。
地方自治体への乗合タクシー(オンデマンド交通配車)や公共ライドシェアの提案から立ち上げ、その後の運用などを担当しています。
茨城県行方市との乗合タクシー事業は、立ち上げから関わらせていただいたものの1つです。
パブテクは、システムをつくって提供するだけでなく、実際の運行に関わる交通事業者の方との連携や地域住民の皆様の利用促進など、立ち上げ後の運用にも伴走していて、僕はそのあたりを幅広く担当させていただいています。
例えば小松市での公共ライドシェアでは、ドライバーを増やしたり、地域住民の皆さんの認知を広げたりする取り組みをご一緒させていただいています。
ーご提案から運用まで一貫して伴走する中で、どのタイミングが一番難しいですか?
立ち上げですね。
いざ開始しようとしてイレギュラーな事案が発生することもありますし、地域住民の皆さんの理解や同意を得ることも必要です。
地域の課題も、地域住民の皆さんの暮らしや気持ちも様々なので、一筋縄ではいかないケースもあります。
ーなるほど。そんな立ち上げで大事にしていることはありますか?
僕はとにかく地域に通っています。
僕と地域住民の皆さんでは、住む環境も暮らし方も考え方も違います。どれだけ地域の情報を知っても、全く同じ目線にはなれません。
だから、直接地方自治体や地域住民の皆さんの声を聞いて、協議して、一緒に改善する。それが大事だと思っています。
地域に通って色んな方とお話をしていると、交通以外の課題や挑戦したいことなんかを知ることもできます。実際に一緒に取り組ませていただいたり、場づくりをさせていただいたりすることもあるんです。
地域にあるのは交通だけではないので、そんな風にご一緒できる幅が広がって行くのは嬉しいですね。
ー繋がりが深くなればなるほど、町づくりに関われる幅も広がっていきそうですね。実際、どれくらい地域にいらっしゃるのですか?
多い時で月半分は東京を離れて地域にいます(笑)出張だけでも年間30前後の都道府県を訪れています。
元々行ったことのない場所に行くのが好きで、休日もどこかに旅行していることが多いので...それも合わせると1年間で全都道府県は制覇していますね(笑)
最近は、地元の方に聞いて各地の美味しいグルメを探すのを楽しんでいます。
高校卒業後に起業。そして、創業時のパブテクへ。
ーそんな全国を飛び回る中田さんですが(笑)、CEOの青木とは高校時代からの仲とか。
そうですね。高校時代に知り合いました。当時僕はサッカーをしていたのですが、試合に応援に来てくれたことも(笑)
今もそうですが、当時から青木の周りには様々なキャリアを歩んでいる方がいました。皆さんの話を聞いて、いつしか起業に憧れ、僕も起業しました。
ーそうなんですね。どのようなことをされていたんですか?
北海道で町づくりやふるさと納税に携わっていました。
その時から僕は旅行が好きで、特に地域の魅力に惹かれていました。東京生まれ東京育ちの自分には、見慣れない新しい発見が多かったんです。
ビジネスをするなら地域の町づくりに関わるものがしたいと思い、知り合いをたどって北海道に移住し、仕事をさせてもらっていました。
ー実際に住んでみて、地域での暮らしや仕事はいかがでしたか?
楽しかったです。
僕が住んでいたのは人口4500人ほどの町だったので、近所の方々はすぐ顔見知りになり、歩いていれば知り合いに会うような日々でした。とにかく人と人の距離が近くて、僕は心地よかったです。
また、コミュニティが大きいわけでもないので、色んな方が色んな方を繋げてくれるんです。数珠繋ぎのように知り合いも増え、新しい発見だらけでした。
実際に住んだことで広い北海道の中をあちこち開拓できたのもよかったですね(笑)
ー中田さんの旅好きさが全面に伝わってきます(笑)北海道ライフも満喫されていたように感じますが、なぜ東京に戻ってパブテクにジョインされたのでしょうか。
北海道という地域に絞ったことで深く入り込めたのはとてもよかったのですが、次は地域をひろげることに挑戦したいと思ったんです。
ただ、地域の町づくりは大企業が入っていることも多くあり、挑戦しようと思うと一人では難しい...
さて、どうしようか、という時に、青木からの誘いがありました。
ちょうどパブテクを立ち上げる時で、今と事業は少し違えど、地域の暮らしや町づくりを良くしたい、という思いは当時からありました。
僕のやりたいこととも重なっていましたし、やっぱり挑戦するなら尊敬できる人とがいいということもあり、尊敬できる青木先輩からの誘いにのってジョインを決めました(笑)
パブテクは夜な夜な未来を語る?苦境を乗り越えた強さの秘訣
ー創業から今まで、正直苦しい時もありましたか?
もちろんありました。
今でこそ会社も少しずつ大きくなり、連携させていただく地方自治体も増えてきましたが、最初からそうだったわけではありません。
うまくいかなかった事業もありますし、前のオフィスはワンルームで、ぎゅうぎゅうでした(笑)それはメンバー間の距離を縮めることにもなったので、今となっては良い思い出ですが(笑)
ただ、苦しい時でも未来について語り合うことは無くなりませんでした。2、3カ月に一回泊まり込みの合宿をしていたのですが、夜な夜な未来について語り、どうやったら実現できるのか議論していました。
苦しいときも後ろ向きにならず、常に先を見続けてきた。だからこそ今があるな...なんて少し感慨深く思いますね。
ーその時代の苦労話も気になります(笑)苦しい時期もある中で、特にメンバーの士気が高まるようなタイミングはどんな時だったのでしょうか。
今振り返ると、プロダクトが形になったときはメンバーのモチベーションが違ったと思います。
実際に「いれトク!」を地域で使っていただいているシーンや使っている方の顔を見て、感想が聞けるという手触り感は僕たちのモチベーションにつながっていました。
これまでは個人の交通課題にアプローチすることが多かったですが、オンデマンド交通や公共ライドシェアは、集団の交通課題にもアプローチできるようになりました。
さらに機能が増え、交通課題の枠をこえて町の課題にアプローチできるようになり、解決できる領域の幅が広がったと感じます。
ー先ほどの中田さんの「もっと多くの地域に関わりたい」というところにも重なりを感じます。そんな進化を経た今のパブテクについて、どう思いますか?
前回のインタビューで執行さんも話していましたが、メンバーの年齢もバックグラウンドも多様化してきました。
それに応じて、個人の能力に依存しない体制・仕組みの構築が進んでいて、創業当時のメンバーだけでは難しかった規模の仕事もできるようになってきたと感じます。
また、メンバーが増えた分、様々なテーマの話ができて楽しいですね。新しいメンバーと出張に行くと新たな発見がありますし、その発見を地域に還元していけたら良い循環ができるのでは...とワクワクしています。
ー自分の目だけでなく他のメンバーの目でも地域をみると、また新しい化学反応をうみそうですね...!
そうですね。
やっぱり僕は地域が好きなので、より多くの地域に関わっていきたいですし、そのために、会社としても個人としてももっと成長したいと思っています。
そのためには、様々な人の目や知見を活かすことが必要ですし、多くの人が関われる会社に、そして、サービスに育てていきたいと思います。
ー最後に、この記事を読んでくださっている方に向けて、一言お願いします!
行政に関わる事業は、これまで大企業が請け負う傾向にありました。だからこそ、パブテクのような小さな組織がこの領域に挑戦できることに価値を感じています。
オンデマンド交通や公共ライドシェアで交通課題に向き合いながら、その他の課題にも、地方自治体とともに取り組むことができます。
スタートアップの視点で、地域課題に取り組めるパブテクの環境は、地域に興味がある方にとって、もってこいの場だと思います。
少しでも興味をもっていただけた方は、ぜひ一度遊びに来ていただけたら嬉しいです。
ーなんだか私も週末東京を離れて地域に旅行に行きたくなりました(笑)ありがとうございました!
夢はあるけど、仲間が足りない。
パブテクでは、さらなる事業拡大のため、新しい仲間を募集しています。
日本中すべての地域にある、美味しい食事、息をのむような景色、大切に受け継がれてきた文化…。
そんな全国各地の自治体が持つ個性を大切にしながら、住む人々全員が「暮らし続けたい」と思えるようなまちづくりを、パブテクは目指しています。
それぞれの市町村が持つ魅力を未来へつなぐために、デジタル技術を駆使し、地域の人々と協力を重ね、地域を想い、技術で応える。
暮らし続けたいまちをつくるには多くの仲間と時間が必要です。私たちと一緒に、日本中の自治体を「暮らし続けたいまち」へと変えていきませんか?
少しでも興味を持っていただいた方は、以下より採用情報をご覧ください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!また次回をお楽しみに。