【鳥取県日南町】遊休不動産サウンディングツアーを実施しました!
今回は、2024年7月27日(土)に開催した「遊休不動産サウンディングツアー」の紹介をさせていただきます!
はじめに
株式会社地域科学研究所では、日南町様の自治体の資産管理のお手伝いをしております。日南町においても全ての資産を建て替えて運用することはお金の面からも非常に厳しく、時代に合わせた公共不動産の使い方の最適化と公共施設の維持管理を最適化する取り組みが重要課題となっています。
遊休不動産サウンディングツアーとは、株式会社地域科学研究所のプロジェクトメディア、PUBLIC+が、行政と一緒に企画運営する使われなくなった公共施設(=遊休不動産)と、施設を有効活用したいと考える民間事業者とを繋げるためのマッチングツアーです。
今回、その舞台となったのは鳥取県南西部に位置する日南町。
美しい自然と豊かな歴史に恵まれた地域です。
日南町遊休不動産サウンディングツアー結果報告
今回の日南町遊休不動産サウンディングツアーには、6事業者から11名のご参加を頂きました。参加された事業者は、バイオマス関連の事業者や、林業事業者、地域事業開発事業者など様々な事業者様にご参加いただきました!
午前中は現地の見学ツアー、午後は地元住民の方々も交えて、ディスカッションを行いました。
ツアーのしおり特設サイトはこちら!
午前中:現地の見学ツアー
午前中は現地の見学ツアーでは、計5か所の施設を回りました。
①旧石見西小学校・グラウンド
②JR上石見駅(にちなん高原の駅)
③旧石見東小学校花口分校
④フラワーセンター日南
⑤三本松農場
午後:ディスカッション
午後からは各参加事業者のみなさまと日南町の住民の方々、日南町役場の方々を交えて意見交換(ディスカッション)を行いました。
まずは、参加された事業者の方々から簡単な自社紹介を行っていただき、今回のツアーで興味を持たれた施設や、日南町でどのような事業を行いたいと考えているかをプレゼンしていただきました。
それを踏まえて、地域の自治会長の方々とのディスカッションをしながら、どんな使い方を希望しているのかといった質問や、地域住民として感じている現状の課題などを「妄想会議」としてざっくばらんにお話いただきました。
地域で住まわれている方々の目線から、施設の今後の使われ方に関する質問や考えが飛び交いました。
森林資源が豊富な日南町ですが、バイオマス発電などに使用されるチップの長期的な供給や、今は使われていない田んぼを使った6次産業化や、竹を有効活用したプランへのブラッシュアップなど地域資源を有効活用できる余地が多く残されているということが明らかとなり、参加された事業者の方からも、地域の情報交換ができて満足したなどとの感想が述べられました。
今後の予定
今後は、地域の方々の声を踏まえ、参加された事業者の方々から事業プランを改めて募ります。
実際に遊休不動産で事業が行われるかどうか、行われるのであればどのような事業が行われるのか、といった点を記載した事業プランを元に、日南町で審査の上、ふさわしい事業者との契約交渉という段取りの予定です!
マッチングツアーでは事業者の考え、地域の考え、行政の考えを率直にやり取りすることで、事業者にとっては、地域に必要な事業プランの検討にもなり、行政や地域側にとっては、事前にプランの内容や新たな気づき、ブラッシュアップをする余地を検討できるというメリットがあります。
単に公共不動産が民間事業者によって開発事業が行われるだけでなく、地域資源を活用したプラン、地域経済にマッチングする事業となる可能性があるプランもあり、今後が楽しみです!!
現在、各事業者のプランが公開されています!!!
日南町遊休不動産マッチングツアー (bindcloud.jp)