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先日お休みをいただいてセミナーを受けてきました。
MBR(Movement Based Rehab)
「痛み」に対しての運動療法とでも言いますか。
ここ数年、腰痛などの痛みに対しての研究がどんどん進んでいます。


・「痛み」とは?

重要なのは「痛み=損傷」ではないということ。
例えば腰痛。腰痛があるから必ずしも腰の椎間板などが壊れているわけではありません。逆もしかりで、椎間板が壊れているからといって痛みを必ず感じるわけでもありません。
痛みとは、脳やホルモン、ストレスや栄養など様々な要因が絡んでいます。


・最新の痛みの原因

超最新のリサーチによると、痛みの原因となるのが、
「身体活動レベル」「睡眠」「栄養」「喫煙」です。
つまり、動かなすぎ/動きすぎ、睡眠の質が悪い、食生活が乱れている、喫煙習慣がある人ほど腰痛などの痛みを訴えているということです。


・間違った認識

特に腰痛に関しては間違った認識が多いです。
皆さんは腰痛のリスクは何だと思いますか?
よく「重いものを持ち上げると腰が痛くなる」と言われていますよね?
実は、重いものを持ち上げる動作は腰痛のリスクを低下させることがわかっています!では、何が腰痛のリスクを高めるのか。
それは「座りっぱなし」「立ちっぱなし」という身体活動レベルが低い場合です。つまり「運動」が大切ということです。


・一番大切なこと

では痛みの改善で一番重要なことは何か。
「適切なリハビリ種目」でも「薬」でも「医療機器」でもなく、「セラピストとの信頼関係」です。精神論かよと思うかもしれませんが(笑)、痛みは複雑なため心理的状況も大きく関わっています。
信頼していないセラピストに正しい(とされる)リハビリを処方されるより、信頼しているセラピストが処方した少し間違ったリハビリの方が効果があるということです。

人間の体はとても複雑だということを、改めて今回のセミナーで学ぶことが出来ました。
「パーソナルジム=筋トレ」ではなく、包括的に皆さんの健康と向き合いたいと思います。

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