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感覚運動コントロール:感覚統合:センソリーモーターコントロール

こんにちは!

ピラティススタジオDEP札幌店の山本です!

人間の動きや姿勢、情動、自律神経系などのコントロールにおける原理原則のお話をしていきます。

人間は体性感覚、視覚や前庭覚などの特殊感覚、内臓感覚、など色々な感覚を持っています。これは人間がこの世界の環境で生きていく上で必要な感覚でこれらの感覚をもとにして脳でそれを解釈・統合し適切な行動や反応、反射などで表出しています。

つまり、インプット-統合−アウトプットとという流れで処理されます。

2人の人間が同じ触覚刺激を受けたとして、ひとりはとても心地よく感じる場合もあればもう1人は不快に感じる場合もあります。

その触覚刺激の解釈が異なると異なるアウトプットが生じます。

1人はリラックス、1人は過緊張

そのため、自分にとって不快・恐怖・脅威と感じる場合は防御反応として痛みを作ったり、過緊張を作ったり、めまいをだしたりなど体をその不快な刺激から守ろうとする反応が出てきます。

もちろん人によって感覚を感じるセンサーの過敏性がある場合は同じ刺激を受けてもそれぞれ違ったように感じます。
つまり、感覚器自体の問題、インプットが適切に中枢に吸い上げられなということも生じます。

つまり、インプットの質はアウトプットの質にも関係します。

その人にとって質の良いインプットであれば、より筋出力がアップしたり、可動域が拡大したり、痛みが減ったりなど症状が改善しパフォーマンスが上がってきます。

つまり、筋肉が弱いからといって筋トレだけしていても、その人の前庭系の機能に問題があり、前庭系の統合や処理がうまく行っていないと筋出力も上がってきません。

この考えをトレーニングに組み込むことで、その人のパフォーマンス向上につながっていきます!!


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