理学療法士がこれから考えていけなければいけないこと
こんにちは!!
理学療法士の笹川ひろひでです。
施術家としてかなりテクニック的なお話しと
マインドのお話しをしてきましたが、これからの
時代は理学療法士はビジネスについて学んでいく必要が
あります。
なぜなら
施術家という職業は「患者さんを改善させる」という
かなり高度の技術を有する専門職でありながら、
それを学ぶ体系に盲目的になりがちになるからです。
たとえば、技術を学ぼうとすると・・・
ボバースコンセプトやPNF、AKAなど、その他にも
〇〇テクニック、〇〇筋膜リリース・・・
数えたら切りがありませんが、そもそも
なぜこれらの技術は協会や学会ができて
発展しているかわかりますか??
特にテクニックセミナーの講師とかに言えるの
ですが、
ベーシックコースを全て受けて、
テクニックコースをすべて修了して、
マスターコースをすべて修了した者だけが
そのテクニックのインストラクターになれる
わけですね。その間にかなりの数の人が挫折
していくのですが・・・
結局はこのシステムは継続的に組織に対して
報酬が入る仕組みを作るために
テクニックを段階的に分けて教えている、
修了書を作成している、インストラクターを
養成しているのです。
まあ、簡単に言ってしまえば
施術家に対しての搾取みたいな部分が
あるわけですね。
だって一週間のセミナーが10万円以上する
とかですもん。そしてそれが本当に臨床に活かせる
かは施術家次第と言われるわけです。
で、お金のある施術家、理学療法士なら
それでもいいと思いますが、ほとんどの理学療法士は
自分の生活を圧迫して勉強している人がほとんどです。
僕自身も運動について勉強したい!!って
思ったので色んな勉強会にも出席しましたが、
結局はお金がないと自分のやりたいことはできない
ということに気が付いたんです。
臨床一年目の秋ですね。
そのときからもう「独立するしかない」と
思っていたのでマーケティングや集客など
独立に必要な勉強も臨床と一緒に勉強していました。
学べば学ぶほど・・・
施術技術を教えている組織ってエゲツナイ・・・
って思っています。逆に理学療法士や施術家は
消費する側ではなくて、自分が商品、サービスを提供する
側にならないといけないということを強く思い始めたんです。
理学療法士やその他施術家の方に問いますが・・・
「もし一生暮らせるくらいのお金が手に入っても
臨床を続けますか?」
ということを問いただしたいです。お金のために
(安定した給料をもらうために)仕事するのであれば、
やめると思います。
回復期リハビリや外来リハも数で収益を上げているので、
基本的に労働収入であり、従業員は組織の一コマでしか
ありません。
では「本当にあなたのやりたいことは何なのか?」
という問いに答えられますか?
私は自分の人生ってこれだけだと思います。
昔日本が貧乏だったときは
「生きていくために精一杯」だったので、
自由な生き方はできなかったかもしれません。
しかし今は餓死する方が難しい時代です。
なので、あなたは本当にやりたいことをしているのか
を今一度問い直してほしいと思っています。
場合によっては、施術家や理学療法士という
道から遠ざかっても良いと思います。
現に僕自身、理学療法士になったきっかけは
「剣道が強くなりたかったから運動学を勉強する」ため
だけになりました。
だから在学中から「5年後には理学療法士を
辞めているわ」と同級生に話していましたが、
実際に今は剣道の道場を開いて技術を教えています。
さらに個人で出張整体で一日に数人
診るだけで、病院に勤務していた時代よりも
ゆとりのある生活をしています。
「自分は本当に何がしたいのか」
追及するだけで、あなたの人生は劇的に
変わります。
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