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自分が出来そうなことより、まずはやりたいこと、やりたくないことを考える

職場で、「今年度の目標を書いて提出してください」と言われるとします。どんな目標を書こうとするか考えてみてください。

達成可能な、数値化できるもので、上司が納得しそうなもの・・・
あーーー、面倒!

こんな風に思っていませんか?
目標を決めるのがストレスになる。これって考えてみると辻褄が合わないと思いませんか?

今回は仕事選びや今後のキャリア、目標設定などに関わる「出来ること」と「やりたいこと」について書いてみようと思います。


自分が出来そうなこと

職場で他の人の目標を聞くと、良くあるパターンとして、去年は〇〇が出来なかったので、〇〇という失敗があったので、今年はミスがないように、失敗がないようにという目標を立てている。

仕事を選ぶ時や今後のキャリアを考えるときに、自分が出来そうなことの選択肢あげることから開始する人がいる。

そもそも、なぜ出来そうなことから考えるのか。自分の経験では、失敗したくない、恥をかきたくない、自分の能力を信じれない、などの潜在意識があるように思えた。つまりは、自分を守るためということ。

無理な挑戦はしない、危険は侵さない、安定と周囲からの評価は受けたい。その結果が、自分が出来そうなことから考えるという思考過程になる。

リスク回避は大事だと思うが、本当にこの考えで楽しい人生を送ることができるか。もう一度考えてみて欲しい。

自分が本当にやりたいこと

現在、働いている人は、今の職業を選択する前に、「自分が本当にやりたいこと」について、どのくらい考えてきたでしょうか。どんな選択肢があって、最終決定は本当にやりたいからという理由でしたか?

やりたいことを見つける過程、見つかった時、その後の行動、これらすべてで、ワクワクする高揚感みたいなものがあります。同時に自分の能力や経済力、環境などを考慮し、「出来たら面白いけど、無理だよな」とすぐに自己防衛の制止がかかります。これらは本当にやりたいことを考えるのを停止させてしまいます。だから、やりたいことを見つける工程では、出来るか出来ないかを考えるフィルターをかけない努力が必要です。無意識にかけてくるので、努力が必要だと思います。

仕事以外のやりたいことも全て考えてみましょう。趣味も家族や友人との関係、地域活動などでワクワクすることは何でしょうか。出来るかどうかは別として、まずは「やりたい」と思ったことを書き留めてください。そして何故やりたいのかも考えてみてください。

「やりたいこと」には頑張ることはなく、夢中になります。モチベーションを上げるための試行錯誤もいらないでしょう。目標を立てることが楽しいと感じます。

「出来ること」よりも「やりたいこと」をまずは考えましょう。

やりたくないことも考える

やりたくないことも考えてみて下さい。何故やりたくないのか、何故そう感じるのか。
やりたくないことの逆を考えることで、やりたいことが見えてくることもあります。自分では気づかなかったことが見つかるかもしれません。

例えば、
やりたくないこと:接客業
何故?:人と話すことが苦手
何故?:どう思われているか不安だから
逆に考えると:一人でやる作業は好き
コツコツ地道な作業も好き

というような考え方ですね。

まとめ

私も知識としてやりたいことを優先して考えることは理解していますが、無意識の内に「出来るか出来ないか」を主軸に考えてしまうことがあります。

そのため、目標や新しい仕事の候補が出た段階で、一度立ち止まって考えてみます。「これは本当にやりたいことなのか?」もしくは「出来そうなことを並べているだけなのか」と自問自答しています。

本当にやりたいことが見つかれば、次のステップでどの方法にすべきかを考えます。この時には「出来ること」を考えることになると思います。順番が大事ですね。逆の順番にならないように自問自答を繰り返しましょう!

ここまで読んで頂きありがとうございました。

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