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厄年を乗り越えろ 京都厄払いの旅 元伊勢 籠神社 奥宮 眞名井神社
前回の元伊勢 籠神社に引き続き、奥宮 眞名井神社へ。
神代とも呼ばれる遥か昔からこの地に鎮座する神社。
旧宮号は匏宮。
匏宮の匏とは、匏と読み、ひょうたんを意味し、このひょうたんに眞名井の御神水を入れて神祭りを執り行っていたと伝わる。
匏の褒め言葉を天のよさづらと言い、そのよさの字を冠し宮号が起きたとのこと。
また、同音の吉佐宮とも書く。
![](https://assets.st-note.com/img/1707786831057-RtPhijXjcM.jpg?width=1200)
こちらの手水舎の脇には御神水が湧く場所があり、多くの地元の方が列を作っていた。
手水もこの御神水から引かれているのだが、この手水からも御神水を汲む人が多いのか、この場所は手水舎であることの旨の注意書きが立てられていた。
実際にこの日も手水から汲んでいる方がいらっしゃったわけだが、あの列であるし、地元の暗黙のルールもあるのだろう。
誰も気にしている様子は無い。
という理由もあり写真を撮影していない。
![](https://assets.st-note.com/img/1707787568860-uNpJMlUvUO.jpg?width=1200)
残念ながらこちらもこの鳥居内は撮影禁止であった。
石段の先の拝殿で参拝。
拝殿裏には古代の祭祀場であったと伝わる神聖な地が広がり、主座と西座と言われる巨石、磐座が鎮座する。
巨石や磐座は神社より遥か以前の信仰の対象とされ、この地の古代の人々がお祀りしていたことが窺える。
御祭神
主座(上座)
豊受大神
前回の記事でも書いたが、こちらの御宮から籠神社へ遷され、天照大神とご一緒に祀られた後に現在の神宮外宮へお遷りになられた。
(伊勢では天照大御神、豊受大御神と書かれるが、こちらでは上記の記載の為こちらの記載に準ずる)
亦名
天御中主神、国之常立神、倉稲魂命。
こちらも御由緒略記に記載されているし、さらりと書いたが、とんでもないことが書かれている。
天御中主神といえば天地がいかに創造されたかを示す、天地開闢の話に登場する造化三神の一柱。
国之常立神といえば造化三神の次に生まれた二柱のうちの一柱。
倉稲魂命の全国のお稲荷さんで祀られる神様。
西座
天照大神、伊射奈岐大神、伊射奈美大神。
こちらは国生みや天岩戸神話で語られる誰もが知っているであろう神様。
もうお腹一杯である。
というような複雑なお話は頭の片隅にでも憶えておいていただき、こちらへ参拝にあがられた際には、是非ゆっくりとした時間をお過ごしいただきたい。
豊かに湧く清らかな水が育んだ高い樹木に囲まれ、ひんやりとした山の空気が身と気を引き締めてくれる。
古代から信仰される磐座を眺め、自らの内面と対話してみては如何だろう。