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慢性化した痛みについて考える

そもそも痛みとは

・疼痛は常に主観的な体験であり、生物学的, 心理学的, 社会的要因によってさまざまな程度の影響を受ける

痛みと痛覚は異なる現象であり、痛みの経験を感覚経路の活動に還元することはできない

人生の経験を通して、人は痛みの概念とその応用を学ぶ

要は主観的なものだから、個人個人の疼痛閾値はバラバラで、どう感じるかは人による所が大きいって事



慢性化した痛みの話

そして慢性化した痛みというのも様々な要因が絡んでいる

僕が思う慢性痛を起こしている要因とは...

①【偏った筋連鎖による代償運動のアンバランスさが突発的に出るもの】

ex.) 複合的に筋連鎖が上手く出来ずに少なめの筋群での連動筋出力によるもの

ずっと座っている時に頭が前に出て来て、その頭を支えている僧帽筋上部や下部繊維の出力割合が少なく、頚部の筋がメインで支えている時など


②【身体のクセではなく、心のクセによるもの】

ex.) 承認欲求を満たしてほしいが為に擬似的な痛みを引き起こす

1人の時は痛みを感じておらず、検査所見でも特に要因は見当たらないにも関わらず、別な誰かがいる時には痛みを感じ出す膝など(疾病利得)


③【思い込みによるもの】

ex.) 脳の安定性を求めたがる性質によるもの

あの時はこうしたら痛かったから今度もこうしたらきっと痛いはずとか、長い間痛かったんだから今も痛いはずと錯覚する


④【何かに氣づかせる為に痛いと感じてるもの】

ex.) 自己防衛の為

痛みを感じさせる事で動きに制限をかけ、これ以上他の部分が痛まないようにする、またはトラウマなどの問題


⑤【脳の誤作動≒バグ】

ex.) 脳の報酬系?腹側被蓋野からのドーパミンを欲するが故に起こるのかな?
この辺りは正常に作動している場合とそうではない場合とがありそう



分けると大まかに上記の5つかなと思うんです



考えられる解決方法としては

①筋連鎖を上手く出す為に、筋連動出力を意識させたり、そもそもの筋量を増やして学習させたり


②認知療法で主体的にアサーションを意識してできるようにしたり※この辺りはこちらのnote


③施術中にそれとなく意識させずにその動きをさせてみてパラダイムシフトを少しずつ起こしてみたり


④傾聴を重ね、潜在的なニーズや要因を汲み取ろうとしてみたり...※この辺もこちらのnoteでw


⑤欲求を満たせるように、これも潜在層に埋もれている中間層のニーズを探る事で軽減に向かうのではと思います

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