時間の概念って不思議ですよね〜臨床に活かすコツ〜
つくづく時間っておもしろいと思ったので綴っていきます
※様々な分野の方々が研究なさっているので、時間についての専門的な事はそれらの著書等を参考になさってください
これはあくまで僕の妄想と見解ですw
時間とは?
…とWikipediaには書いてある
まあ昔は太陽や月の位置で時を決めていましたが、今は機械式時計で天体とは切り離された人工的な時間概念が基本になり、今や万人にとっての共通の尺度として、祭事や農業等の労働を取り決めるのに、はるか昔から活用してきたものですよね
だけどとても興味深いのが時間の尺度としては世界共通なのに、その人それぞれの主観による注意の向け方や感覚で、捉え方が大きく変わるという点
ちなみに時間という意味は以下の3つに分類されます
時間というのはあまりにも基礎的であるが故に、正確に捉え難く、人にとっては理解しやすい川の流れなどを比喩に用いて “流れ” と表現するとは思いますが、
流れという絶え間ない感じというよりかは、僕の中での時間の認識として、その時々の…まさにこの瞬間という今 “現在” という【瞬間の連続】だと思っています
(※調べたら20世紀フランスの哲学者ガストン・バシュラール(Gaston Bachelar)も同じように提唱してたみたい, 知らずに偉そうに言っちゃっててぴえん)
故にその今という瞬間が連なる事で流れているように “感じる“ だけなのかなと思ったのです
呟いた通り時間は不可逆的…
過去には戻れない
※過去の情景を思い出したり、その時の感情が呼び起こされるかもしれないけれど、その感情を感じているのは “今” なので…
後悔だけはしない時間の使い方をしたいものですよね
時間の感じ方の違い
今回唐突に時間の事を綴っているのは、2020年がいつも以上にあっという間に過ぎ去ってしまったと僕自身が感じているというのもあるからなんですよね…
何なら2020年は閏年だったので、366日と1日多かったのにも関わらず、あっという間に月日が経った感が否めないんですよ
振り返ってみると、コ□ナだったからという事は直接的には僕自身にあまり関係はなくて、新規事業はやっていたし、相変わらず仕事を頂けていたしと色々と刺激が多い年ではあったんですけどね…
ただ趣味であるサバゲとかキャンプには、普段一緒につるんでる仲間がどうしても外出する事が出来ないという理由で全く行けなかったので、間接的には影響はあったんだなと少しは思ってはいます
この事から時間の感じ方は、周りの環境因子も関わっているんだなとも思いましたし、息抜きと言われるような時間がない( ≒ 広義的な捉え方で仕事一色)と単調に感じてしまいがちかなと
要は時間の過ごし方に余裕( ≒ 余白)があるかどうかという事…
これを読んでいる皆さんはいかがですか?
2020年はどのような時間感覚だったでしょうか?
僕は話を進めますが、読みながらちょいと振り返ってみてくださいね
さて、話を戻して考えると単純に時間があるなしの有無ではなく、“時間に余裕を持たせる” という事、更にはその捉え方で体感時間を長く感じさせる事に繋がりそうと思います
なぜかというと
という公理に当てはめると
上記の2つは、【覚醒している時に使える時間】という共通事実に対して、退屈だと感じているのか、充実していると感じているのかという捉え方の違いだけなのかなという事
施術に応用するには
つまり、この感覚を施術に応用するのならば、相手の捉え方を変化させる事は出来なくはないのかなという事です
一応僕は2万8802症例(2021年2月現在)の施術検証を重ねてきた事で実感もしているのですが、
ですが患者さんとしては、少しでも長くやってほしいと思う心のすれ違い…
そんな時には介入する時間の長さは短くても、満足度を充実させ、患者さんが納得する形が取れたらいいのではないでしょうか?
人の心が動く時は良くも悪くも期待値を外れた時…
人を感動の状態に到達させ持続させるには、1度のアクションだけでは足りず、
更なるアクションを畳み掛ける必要があると思っています
僕はそんな事を意識しながら臨床に取り組んでいますが、イメージとしては
こんな感じです
この閾値を上げていく方法はコレ!という正解はもちろんありません
どんな手法だとしても、それは数ある介入の仕方…方法論の1つでしかないので…
なぜなら
からです。
※方法論の1つとして参考になるかはわかりませんが良かったらどうぞ↓
また良かれと思った介入方法が思い通りの結果にならない事もザラです
だからと言って手立てが全くない訳ではないので諦めずに、思考を止めずに模索していくしかありません
それこそ方法論が大好きなハウツーコレクターは言われるがまま、聞き学んだ通りに介入していくと思いますが、それだけで止まってしまっては思考の放棄です
(最初は聞き及んだ通りにやるのはありなのですが、いつまでもそれではいかんのかなと…)
あの人がこう言っていたから!これをやっておけば良い!ではなく、自分ならどんな風に点と点を繋げられるのかを考えながら介入したいものですよね
そしてアクションを畳み掛けるとは綴りましたが、数打ちゃ当たる!みたいな手数を増やせと言っている訳でもありません
良いとされている水を植物にあげすぎると根が腐るように、何事も与え過ぎはダメです
※中庸観ってやつですね
そんな中庸観についてはこちらのnoteから
何かを引き算する事でプラスになる事はよくあります
例えば臨床で取り組むのなら、今まで指4本で持続押圧していたとした場合、1本ずつ指を減らしていき効果がどう変わるのか確かめてみてください (あくまでイメージの話)
実際の施術時間を減らす為には、介入手段や手順を減らすのが手っ取り早いですから
でも介入後の効果が目に見えなかったらどうしようという不安から、やはりあれもこれもと介入したくなるというのは物凄くわかります
だからこそ1回の施術効果の有無で一喜一憂するのではなく、その相手が望む5年後,10年後の健体康心の形に近づけるような介入をする、というのをプロセスも含めてのゴールにしても良いのではと思います(•‿•)
(※中には今すぐにどうにかしてほしい!!という方も、もちろんいらっしゃいますので、そこは臨機応変に…話が脱線して長くなったので、最初の設問を忘れていましたが、要は実質時間が短くても体感時間を長めに取れたらいいよねって話でしたのでw)
脱線して長くなりましたが、患者さんに今“現在” という瞬間を長く感じてもらえるような工夫は必要だという事です
そもそも痛みや悩みにむきあう事は前向きな悩みは少なく、ネガティブな空気感が漂っている事も多め…あまり乗り氣じゃない事が多いと思うので、せめてその時間を少しでもポジティブな充実した時間に変えられたらと思うのです
楽しいな!充実してたな!みたいな時間に変えられたら、それだけで施術効果も爆上がりするので(・∀・)!
(介入する事で施術効果が出る前提で話を進めてすみませんがw )
そしてセルフトレーニングやセルフケアも苦痛ではなく、楽しい時間と思ってもらえたら!というような介入を心がけています
自分にとっても相手にとっても代え難いものですから
可処分時間を自発的に楽しいと思って過ごしてほしいんですよね
まとめ
結果まとめると大枠として伝えたい事が上の4項目だったのに今回も長々と脱線してしまいすみませんした
皆々様の可処分時間を使って頂きありがとうございます(´;ω;`)ウッ…
今回も読んで頂けた時間が、有意義なものだったら何よりですし、何かのきっかけになったら嬉しいです
次回のnoteでもよろしくお願い致します(*´ω`*)
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