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野球における回旋筋腱板トレーニング

野球における回旋筋腱板トレーニング
岡田匡史 
理学療法ジャーナル Vol.55 No.6 2021.6 p628-634

【文献の要点】

・プロ野球の投手は試合やキャッチボール、ブルペン、守備でのスローイングなど、相当数の投球を行っている。

・投球動作では肩関節に体重の100%以上のストレスがかかっている。

・さらに回旋筋腱板の筋活動が大きく、コンディショニングは必要不可欠である。

・回旋筋腱板トレーニングのポイントは〇つ!

【文献の基本構造】

投球動作における肩関節や回旋筋腱板に対するストレスは?
→肩関節や回旋筋腱板にどのくらいのストレスがかかっているのか?100%以上かかっている部分もありコンディショニングの重要性がみえる。

評価とアプローチ
→アスリートに対する回旋筋腱板トレーニングを筆者の考えるポイントから説明。

【著者の伝えたいこと】

・回旋筋腱板トレーニングのポイント!
→強度、収縮様式、運動様式の3つのポイントがあり、それぞれアプローチ方法と合わせ説明。詳細は本稿を参照していただきたい。

・肩関節や回旋筋腱板へのアプローチは重要であるが、他関節の機能が確保されていること、他関節の評価や視点は忘れてはいけない。

【文献を読んでみて思う事…】

学生など投球数の制限については昨今さまざまな意見がある。チームや個人の環境などから完全に制限することは難しいと考える反面、肩関節や回旋筋腱板へのストレスを考慮すると、身体の完成していない学生などへの投球数の制限は必要なのかと思う。

そこで本稿に述べられている回旋筋腱板に対するアプローチやコンディショニングからアスリートの投球障害の予防や減少、そして投手生命の延長にも繋げていけるのではないかと感じた。

【まとめ】

・スポーツ現場や外来にて投球障害を有するアスリートに関わる方、また予防として関わる方に対しおすすめできる。

・アスリートに向けたアプローチとなっているが、負荷量などを調整することで、回旋筋腱板障害を有するその他の対象者への活用も可能ではないだろうか。

記事:ながちゃん

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