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チャーリーズ・エンジェル フルスロットル(2003)

エンターテイナーに徹した美人女優たちが
生き生きとしたエンジェル像を構築した痛快アクションの第2弾

映画が退屈なのは作り手が何を描きたいのかはっきりと伝わってこないからでしょう。そこへ行くと本作は明快。だから面白い!

強くて美人なだけじゃない。ユーモラスでセクシーでフレンドリーなエンジェル像がこれ以上ないくらい、生き生きと描かれます。

前作に続く主演のキャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リューは女優というよりはエンターテイナーに徹し、過激なアクション、多彩なコスプレ、奇抜なダンス、バカげたパフォーマンスをノリ良くこなして作品を大いに盛り上げました。

【ストーリー】
連邦証人保護プログラムで守られている最重要証人リストが何者かに狙われ、エンジェルたちはリストへアクセスするキーアイテムである2つの指輪を取り戻すよう指令を受けます。
そんななか、エンジェルたちは伝説の元エンジェル、ケリー(デミ・ムーア)に出会います。

今回のエンジェルたちは潜入捜査に精を出します。

ビーチでサーフィンしていたかと思えば、ロードレース場でエクストリーム・モトクロスに挑んだり、酒場でストリップショーに加わったりと、まさにスロットマシンのごとく目まぐるしくシーンが転換し、そのたびにコスチュームやキャラクター性を変えて登場する3女優たちの奮闘ぶりは“あっぱれ”というしかありません!

しかし、デミ・ムーアの元エンジェル役起用で話題を呼んだ本作は、美人女優のショータイムだけがお楽しみではありません。

ハリウッド映画のパロディやアダルトジョーク、シャレのきいたカメオ出演者など、ユーモアの宝庫。ブルース・ウイリスの協力まで取り付けるとは! ツボを突いたセンスの良い笑いが作品のグレードを高めています。

サービス精神とユーモア精神に溢れた娯楽作として素直に楽しめます。


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