くまのプーさん(2011)
安心して楽しめる『くまのプーさん』と
ディズニーの伝統的な2Dアニメの魅力を再認識
1926年10月14日にA・A・ミルンの児童小説『クマのプーさん』が発行されたことから、10月14日はくまのプーさんの誕生日とされています。
2022年の今年は、なんと96歳になるプーさん! 100年近くにわたり(今後もずっとでしょうが)、愛され続ける人気者になったのは、やはりディズニーアニメの力でしょう。
子ども時代には絶対に観ておきたいディズニー映画『くまのプーさん』の劇場用長編映画が、2011年に35年ぶりに製作されました。
のんびり屋で食いしん坊のプーを始め、愛らしいキャラクターたちが繰り広げる、のどかでちょっぴり〈危険〉な1日が伝統的な2Dアニメーションで描かれています。
“尻尾が無くなった”ということ自体、かなり怖いのですが、“無いなら、新しいものをつけちゃえ!”なんていう、意外にシュールな展開も、細かいことは気にしないプーさんらしくて、笑ってしまいます。
物語は2つのエピソードが絶妙に絡み、愛すべきキャラクターたちの魅力が全開です。
ハチミツの事で頭がいっぱいのお気楽なプーを始め、何事にも悲観的ないじけキャラのイーヨー、小さい体で健気に頑張るピュアなピグレット(ピグー)、えらそうに間違える仕切り屋のオウルなど、個性豊かな超天然系キャラクターたちのとんちんかんなやり取りが本当に楽しく、ずっと微笑んで見ていられます。
ディズニーの創始者、ウォルト・ディズニー生誕110周年記念作として製作され、ディズニーのベテランアニメーターたちが集結。製作総指揮はピクサーアニメのヒットメーカー、ジョン・ラセターが手掛けており、他愛ない物語を軽快に飛ばすユーモアセンスはさすがです。
同時上映された短編映画『ネッシーのなみだ』もキュートでほろっとする良作です。
ちなみに、私は臆病だけど、穏やかで心優しいピグーが大好きです。臆病なのはおそらく自己肯定感が低いからなのかもしれません。だから、とても他人事とは思えないのです(;^ω^)。それでも、勇気を出して、頑張る姿に励まされます( ´艸`)
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