難消化性デキストリンもプレバイオティクスとして活用されている
昨日はプレバイオティクスとなるフラクトオリゴ糖について見てきました。
食品中に含まれるフラクトオリゴ糖の含有量が多いものとして、ヤーコンを取り上げました。そして、粉末状にしたフラクトオリゴ糖も市販されていて、手軽に自分にあった一日の摂取量を摂れるということを考えると、利用するのもありかと思います。
そう言う意味では、難消化性のフラクトオリゴ糖だけでなく、他の食品成分として活用されている「難消化性デキストリン」も自分自身の胃腸の調子に合わせて摂取することもできますね。
ここで難消化性デキストリンを少し説明したいと思います。
難消化性デキストリンは、整腸作用や食後の血糖及び中性脂肪の上昇抑制、内臓脂肪の低減作用などの生理機能が注目され、多くの食品に用いられています。とうもろこしのでんぷんから作られていて、原料のとうもろこしでんぷんを焙焼し、アミラーゼにより加水分解し、その中から得られた未分解物を調整した水溶性食物繊維のことです。
90%~95%が小腸で吸収されず大腸まで届き、腸内細菌(ビフィズス菌)のエサになります。このとき腸内細菌が短鎖脂肪酸を生成しエネルギーを生み出すことは、フラクトオリゴ糖などと同じです。
食物繊維がミネラルの吸収を阻害すると言われているのに対し、難消化性デキストリンは、大腸でミネラルの吸収を促進すると言われています。
一日の摂取量の目安は、一般的には3~8g程度とフラクトオリゴ糖と同じくらいの摂取量になります。もちろん、この摂取量は個人差があり、お腹の調子を伺いながら、自分自身の目安を決めるといいかと思います。
画像のように粉末状のものが市販されており、過剰摂取の下痢等はあるものの、これといった副作用もなく、摂取しやすい食材かなと思います。
腸内細菌のエサに困った折・・(笑)、には、一度お試しくださいませ!