自分の腸内細菌の構成比を知った上で、「腸活」「菌活」の食生活を考えましょう!
昨日、「腸内細菌の世界へようこそ!」の第4話の台本を書き終えました。5月19日のコラムにも書いていました通り、今回は痩せ菌のプレボテラ菌を主役にしております。
「腸内細菌の世界へようこそ!」の動画には各細菌のイラストが出て参ります。
今回のプレボテラ菌は女の子の設定で、背中に野菜を背負っています。(笑)
プレボテラ菌が野菜に含まれる水溶性食物繊維をエサにしているため、そのようなイラストに致しました。また、編集が出来上がりましたら、お楽しみいただければと思います。また、第1話の編集が大詰めを迎えておりまして、あとイラストを被せるだけのところまで来ました。あと少しでYouTube配信できるかと思います。
ところで、このプレボテラ菌は瘦せ菌と呼ばれていて、長寿村ではこの菌を保有している方が非常に多い菌です。
瘦せ菌は他にもアッカーマンシアやブラウティア菌がございますが、プレボテラ菌やブラウティア菌を保有されている方は比較的、バクテロイデス菌が少ない傾向にあります。
バクテロイデス菌は日和見菌で、腸内環境により悪玉菌に加勢する可能性のある菌です。私たちの腸内細菌検査では、腸疾患や腸の炎症を起こしている方は、このバクテロイデス菌の構成比が非常に高いです。
これは、バクテロイデス菌が多いと言うことより、他の菌が少ない、何らかの事情(抗生物質の投与など)で菌自体の多様性が失われてきた結果かなと思います。
画像には「腸活」や「菌活」という文字が表記されていますが、正しく自分の腸内細菌構成比を知った上で、腸活や菌活を行っていただきたいなと思います。
現在の腸内細菌の構成比をみて、どの菌を補完していけばいいのか、食生活を考える上では非常に重要なこととなります。