2025年1月10日(金)の株式市況振り返り
株式市況(2025/01/10 18:15)
その他株式・ETF・REIT・債券市況
国内株式指標
日経平均株価・寄与度上位銘柄
上位10銘柄
下位10銘柄
コメント(個人メモ)
日経平均株価は3日続落。
414円69銭安の3万9190円40銭で取引を終えた。
昨日大引け後発表のファストリ1Q決算は市場予想を上回ったものの、中国市場での苦戦がネガティブ材料となり株価が急落。一時400円超の下げ幅を記録し、1銘柄で日経平均株価を301円押し下げた。
米雇用統計の発表を控えた手控えムードの中、アドテストやセブン&アイなど一部銘柄が買われる場面も見られたが、全体的には売りが優勢となり、TOPIXやJPXプライム150指数も続落した。
本日大引け後に発表された雇用統計の非農業部門雇用者数は前月比25万6000人増で、エコノミスト予想の中央値16万5000人を大幅に上回ったことで、労働市場の底堅さが示され、FRBは利下げを急がないという見方が広がった。
感想
ファストリが一時7.8%安、大引けで6.5%安となったのは売られ過ぎの感がある。ウェイトの影響もあるが、1銘柄が日経平均を300円押し下げるのは異常であり、アドテスト(6857)などが大きく下げた場合、日経平均も下落へ舵を切る可能性があるため、注意が必要である。
一方で、TOWA(6315)や野村マイクロ(6254)をはじめとする一部の半導体関連銘柄が底打ちの兆しを見せている。ラピダスに関する好材料や、信用買いの投げ売りが終了したとの見方もあり、今後の動向に注目したい。