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M&A仲介|なぜ株価は、本来の株価に向かうのか?《YouTube書き起こし》

その株、いくらで買いますか?プロプロ株式運用部、買い差値を探せということで、M&A仲介セクターの話をします。パート1ですね。最初に4社の比較をしようかなと思ってます。

4社の株価について、事業の前に株価についてそれを理解しましょうということですね。株価を理解するとはどういうことか。株価っていうのは業績を反映するんですね。業績が、例えば今から5%伸びる、それだったら本来1500円ですと。でも10%伸びるんであれば2300円ですと。20%で伸びるんだったら3000円ですっていうように、将来の業績と今の本来の株価っていうのは連動するわけです。すごく伸びる会社だったら株価は高くなる。そんなに伸びないんだったらそこまでいかないっていう風に定量的な関係があるんですね。

で、今日の株価1463円でした。それは何を意味するのか、何パーセント成長なのかっていうふうに翻訳して考えてやると、今の株価が割安なのか割高なのかが分かる。1400円が割安かって言われても分からんわけです。でも成長率3%いけるかって言われたら意見が出てくるわけですね。いや、今までね、20%で伸びてる会社がいきなり3%、それないやろって思ったらめちゃくちゃ割安かもしれないわけですよね。でも今の株価3500円です、3500円っていうのは20%を意味してますと。20%いきますか、いやそれはちょっとしんどいかもなと。あと2、3年行けるかもしれないけど、あと10年行けますか、それはようわからんなとなったらひょっとしたら割高かもしれないわけですね。

だから株価を業績に翻訳してあげるということが、今の株価を理解する第一歩ということになります。これを4社について見ていきたいと思ってます。

で、ちょっと最初ね、この画面から行きたいんですよ。今日、これどっかで話したような気もするんですけど、結構忘れてるというか、よく聞かれるんでやりたいと思います。えっと、本来の株価がいくらであるべきかっていう話を僕はよくするわけですね。こういう業績やったらいくらなのかと。

今言いましたように、例えば5%で今後成長していく会社なんですと。売上高が5%で伸びて、利益も5%で伸びていきます。ま、仮にキャッシュフローも5%で述べていきますっていうような会社があった場合に、じゃあこの会社の株価は本来今1350円だよね、みたいなものがあるわけなんですよね。で、実際の株価と本来の株価はもちろん常に一致してるわけじゃないんです。

だけど、いずれはこの本来の株価に行くよっていうことを僕はいつも言いますのでなんでなのと。なんかそのいわゆる理論株価とかね、そういうものは理論なのであってね、実際にはそうじゃないよねっていうことはもちろん大事なポイントなわけですから。ちょっとこれを先に押えたいなと思うんですね。

実際の株価は本来の株価を挟んで上下するわけですね。挟んでっていうところがポイントで、長いこと待ってれば必ずこの本来の株価に向かいますよっていうことが言いたいわけなんですけれども。挟んで上下するっていうことは、いずれ待ってれば交差するっていうことです。上に行ってたやつはまた下に行くし、下だったものものはまた上に行くっちゅうことで交差するってこは一致する点があるってことなんで、長いこともあってればいずれ交差しますよと、こういうこと言ってるんですけどもなんでかと。

これ、高い株価が調整して下がってきて本来の株価にぶち当たる場合と、安すぎた株価が調整して上がってきて本来の株価と一緒になる場合の2種類があるわけですね。で、これ実を言いますと、この2つっていうのは原理が違うんです。

高い株価が実際の株価に向かってく理由、これ分かりません。ないんです理由別に。これはね、ただ単に今までそういう風に歴史上なってきたっていうだけですね。バブルは必ず弾けるっていうのは、なんでなんと、これ心理学的にはね、いろんな本が出てますし、いろんな研究あると思うんですけれども、何かその具体的に、いわゆる経済的な活動として、じゃあこれが絶対下げなきゃいけない理由はななのかっていうと、あんまりはっきりしたものはないんですよね。ただにみんなビビるいうことです。

これバブルやなって思い始めますので。バブルっていうコンセプトが出てきた瞬間に、そういうことをみんなが考え始めて、いずれ落ちるということやと思うんですね。あの、バブルの研究めちゃくちゃぶっとい本でね、僕、あの、ちょっとタイトル正格に忘れてしまったんですけれども、歴史的なバブルの研究について書いた本はいっぱいありまして。で、1冊、ちょっとリンク貼っときますけども、かなり前に読んだ、結構面白い話が詰まったどっかの外国の方が書いた本があるんで、あれ翻訳が出てたんでね、確か出ててそれを読んだような気がしますけども、英語で読んだのかもしれませんけど日本語が出てたら、リンク貼っときます。

そういうものもあるんですけども、バブルが弾ける以外にあんまり理由がないっていうことなんですよね。で、逆に安すぎる株価が調整するほう、これが大事です。まぁ、高いのが下がる分にはしょうがないじゃないですか。空売りする人も中にはいるかもしれないけども、それで儲けるのは結構難しいですよね。どっちかって言うと、安いやつを買って、いい会社を安く、成長する会社を安く買って、株価が上がった時に儲けようっていうのが目的だとすると、この安い株価がちゃんと本来の株価に向かっていって、いずれはここが交差するっていうのが一番大事なポイントなわけですよね。株式投資に一番重要な、関わりのある話です。

そゆことで、なんでこれが効くのか、ここにもなんか書いてますけれども、100%買収っていう神の手があるんですよ。神の手、100%買収するとね、必ずこの株価で会社を買えば儲かるわけです。

例えばね、年間100億円のキャッシュフローを産んでる会社がありますとね、100億現金稼いでますと。で、こういう会社が、例えばですよ、例えば時価総額700億円で取引されてますとね。で、700億円で取引されてるからっていって、ま、7倍なんでね、安いとしましょう。仮にね、仮に実際に割安だったとしましょう。で、業績全く問題なく伸びてるとしますよね仮に。あるいは全く伸びないけど必ず毎年100億儲かるっていう会社があったとするじゃないですか。そう、そんな会社を700億で買えたらめちゃくちゃ儲かるわけですよ。

なんでかって言ったら、誰か700億円持ってる人が来て、で、その会社100%買えますよね。そしたら100億円毎年現金で手に入るわけですから、14%ちょっとのリターンが上がるわけですよ。で、仮にこの業績が盤石だったとするとね、14%のリターンがすごいいい確度で手に入る、すごいいい確率で手に入るってなったら、これめちゃくちゃいい投資話になるわけですよね。

今の金利状況、もしくは金利が跳ね上がったとしてもですよ、欧米の会社だったとしても、長期金利が4%とか5%とかあったとしてもね、14%のリターンが手に入ったらうはうはじゃないですか。だから100%買ったらね、これはいいわけです。100億を全額強制的に配当で出させることができるっていうのがポイントです。100%持ってれば。

これが部分的な少数株主であればね、そんなことできないわけですよね。強制的にできないわけで。100%だったら、社長とかね、全部自分で決めれるわけですよ。取締役とかも全部自分で決めれるわけですよ。だから100%配当してねということをやってくれる取締役を選んで、取締役会がそういう風に動くっていうことを強制できるわけです。だから100%買収すると、700億で買ったらめちゃくちゃ儲かるわけですよね。

で、そういう人が現れるわけです。どっかからやってきて、700億ぐらい持ってる人いるわけですよ。7000億だって持ってる人いるわけです。7兆円だって持ってる人いるわけですよ。ファンドとかね、あの、お金を集めればそういうふうになるわけです。だから、どんな会社でもガガガッと入ってきて100%買収するかも、し・れ・な・い・よということで、株価が本来の株価に向かうんですよね。

で、例外があって、オーナーが60%持ってます、70%持ってますね、売りません、絶対に売りたくありません。ま、もちろんそういう場合、強制的に売らせることっていうのはほぼほぼ無理なので、まあ買えないですよね。でも、どうなのか。いや、オーナーだって現金欲しいわけじゃないですか。いずれはね、会社が伸びてる時はそうじゃないかもしれないけれども、現金余ってきたら、自分とこに現金ほしいわけですよね。死ぬ前に使いたい、あるいはま、分かりません、その、相続でね、子供に残すにあたって、現金じゃない方がいいとかっていうのもあるかもしれませんけれども、相続税払わなきゃいけない云々の、いろんな理由でやっぱり現金化していくっていうことはよく起きるわけです。だから、オーナーが支配権持って、売りたくないよって言ってる会社でもね、やっぱり時間をかけて待っていると、この神の手のような機能っていうのが働くと、そういうことが多いということで、安すぎる株価は理論株価に向かうというようなことがあるんですね。

はい。ちょっとね、前置き長くなりすぎましたね、なのですいません。これはちょっと別途の回にしちゃいます。えっと、M&A仲介セクターの第1回、ちょっとだけお預けさせてください。今日もう1本あげますから、そこで見てください、はい。ではありがとうございます。

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