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ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ

面白かった〜!!!!

初めて「ベイビーわるきゅーれ」シリーズを劇場で観ることができたのだけど、こっれはマジで映画館で観られて良かった!!!!

今回はゆるゆるとした会話のシーンもそこそこに、アクションシーン増し増し。
しかも、まひろとちさとのふたりに新メンバーを加えての共闘。
だから、迫力もかっこよさも増っし増し。
そこに最強のヴィラン、池松壮亮演じる冬村かえでが立ちはだかるのだから役者は揃った。
あとは闘うのみ!

この冬村かえでがまた、ヴィランなのにたいそう魅力的な人物で。
いわゆるコミュ症でお箸をもらうこともできず、寂しがり屋で、真面目で、努力家で、ストイックで、池松壮亮の成せる技なのかそれがとってもチャーミングに映る。
まひろとちさとの敵でなければ、いや、敵だとしても愛さずにはいられないタイプ。

コミュ症だけどちさとという親友がいるまひろ、コミュ症だけど友だちがいない冬村。
そして、ちさまひと喧々諤々ながら共闘することになる新キャラクター、前田敦子演じる入鹿みなみが敵対していたちさとに助けられ「ありがとう」と礼を言い、それまでの自分の態度を詫びた時に、あ、そうか、この映画のぶっといテーマに「コミュニケーション」があるのだな、と。
「ありがとう」「ごめんなさい」と言えるコミュニケーション力。
心の底から仲間を欲する冬村に足りなかったもの。

冬村かえではまさに「ちさとに出会えなかったまひろ」で、誕生日を祝ってくれる友達がいる(忘れてたけど)まひろと祝われることがなく、自分の誕生日さえ忘れてしまった冬村はある意味シンメだった。
二度目の闘いで銃を捨て、ナイフに持ちかえたちさまひに呼応するように冬村もナイフに持ちかえたシーンと殺した相手の名など知らなかったまひろと冬村が初めてお互いの名を聞くシーンでは敵、味方を超えた「ワクワクするくらい強い相手」に出会えた喜びとリスペクトを感じた。
その姿を観て私は、あぁ、出会い方が違えばこのふたりは仲間になれたかもしれなかったのに、となんだか切なくなった。

冬村かえでにとって、あのハンカチが初めて誰かから受け取ったやさしさだったのだろう。
そして、冬村の名を知ったまひろは生涯、彼のことを忘れないだろう。

これで「ベイビーわるきゅーれ」シリーズひとまず完結、とのことだけどあの最高なふたり、ちさまひにどこかでまた出会えますように!

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