【一般向け】ベンチプレスを正しく行わないと肩を痛める? 理学療法士
今回はベンチプレス等の筋力トレーニング方法のフォームの重要性についてまとめていきます。
ベンチプレスや懸垂、アームカールなどの高負荷の筋力トレーニングをすることで肩や首、肘や手首を痛めてしまい整形外科を受診する方は意外と少なくないと思います。
トレーニングジムの普及により、簡単に高負荷のトレーニングが行えることはとても良いことではありますがリスクを知ることが重要であると思います。
結論からお話すると上半身である背中や肩甲骨が必ず可動できる環境を作らなければ怪我のリスクが高まると考えています。
そのためには肩甲骨や脊柱の可動域を広げるエクササイズ等の準備運動行うことや自分自身がどれくらい動けているかを日々把握しなければいけないと思います。
ベンチプレスやダンベルのトレーニングを腕だけ行うことで肩関節や肘関節、手関節に局所的な負荷が高まることがあり、特にベンチプレスで肘が下がってくる際にしっかりと肩甲骨を寄せられるか、ダンベルではダンベルを降ろす動きで肘が伸びる動きに伴い、脊柱が伸びて肩甲骨が寄せられるかはポイントだと思います。
また、懸垂ではまずは手がしっかりと上に挙がる際に耳に付くことが窮屈でないか、胸を張らせておこなえるかをチェックすることが必要であると思います。
自分自身のフォームを動画等で把握し、見本となるフォームと見比べることで安全なトレーニングに繋がると思います。
健康志向が高まり、運動の習慣化がされやすい環境だからこそ、本来のトレーニングの目的を理解し、リスクをしっかりと回避しながら筋力トレーニングをすることをお勧めします。
ご意見ありましたらコメントしていただければと思います。
※この内容は個人の解釈がありますので参考程度にお願いします。