【ふと思ったこと】仕事で「技術や方法」マネすることは成長に繋がるのか 理学療法士
今回は方法や技術を見よう見まねで行うことが自分自身のスキルアップにつながるのか私見をまとめていきます。
理学療法では技術や方法を研修や先輩からの指導を受けて、実践する機会がたくさんあると思います。
その他の仕事でも同様の場面は想像できるかと思います。
私自身はとても大事であることだと思いますが、それ以上にその技術や方法の背景やプロセスを深掘りすることが出来るかが重要であると思います。
まずは、シンプルにマネすることのメリットは今自分自身にない方法を実践して反応を見ることができる機会を経験出来ること、さらにはそれでうまくいったときには成功体験を得られることにあると思います。
これらは視野を広げることやモチベーションを上げることの観点からはすごく良い機会だと思います。
しかし、デメリットもあり、他の場面でも闇雲にそれを当てはめようとすることで思考することが不足したり、失敗したときに問題を自分以外に充てようとすることあると考えます。
なので、正直ただのマネだけでは不十分であるというのが見解です。
そして、大事になるのでがその方法や技術ができた背景の理解やそれを今選択しているプロセスの理解だと思います。
その方法や技術が出来るまでに何かの課題があり、それをクリアするために出来たということに気づくことでその方法や技術が活かしやすい場面を理解することやその方法や技術を他の場面で応用させやすくなると思います。
また、プロセスを理解することで仮説検証作業の精度を高めることに繋がると思います。
これらは教えてくれた人が起こっているすべてを言語化できているとは限らないため、その方法や技術の事実にバイアスが入らない状態で素直に把握することがとても重要であると思います。
なぜ、この内容をまとめようかと思ったかというと後輩が先輩に指導してもらったエクササイズをそのまま別な対象者に行い、その対象者は痛みが出て、あまりうまく出来ていないように感じました。
そのため、なぜその運動をチョイスしたか聞いてみるとハムストリングスの筋トレをしたかったからとの返事があり、たくさんあるトレーニング方法のなかからそれを選んだ理由を聞いたところ答えられませんでした。
そこから考えたことはその先輩もそのとき一緒にみた対象者に行った方法と後輩が見ていた対象者に行った場合にチョイスする運動は同じものかと考えるとそんなことはないため、結局はその運動にたどり着くためのプロセスを理解することが大事なんだと思いました。
これは社会ではいろんな場面で良く起こることであるように感じるため、気を付けて行っていくことが大切だと思いました。
ご意見ありましたらコメントしていただければと思います。
※この内容は個人の解釈がありますので参考程度にお願いします。