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立位姿勢「アライメント不良」は問題点か 理学療法士
今回はアライメント不良自体が問題点としてどう捉えることが必要かをまとめていきます。
学生のころから理学療法士はアライメントについて、たくさんの時間をかけて学習してきたと思います。
そして、それは各部位の関節肢位の羅列であり、そこから動きとして得られる情報は乏しいように感じます。
例えば、片足に体重をかけて、荷重量の低い方の肩が下がっている姿勢があったとします。
その姿勢の各部位の関節肢位がすべて把握できたからと言いて、その姿勢が問題かどうかは判断できません。
そして、動きが止まっている方向へ誘導した場合に動けていたらそれは「問題のない姿勢」となります。
あくまで、判断するには動きを把握しないと「休むためにその姿勢なのか」「痛くてその姿勢なのか」「可動域制限でその姿勢なのか」などを判別することができません。
また、姿勢時筋緊張が高くなっているケースも他の部位を含めて、どこかが動けないから外的モーメントが増え、内的モーメントが増えていることが多いように感じます。
そのためにも姿勢評価を静的な評価で終わるのではなく、そこから動的な評価をし、動きの様で判断することが重要であると考えています。
そして、動的な評価が出来るようになることで目標とする動作などへの汎化がしやすく、達成の目安にもなるように感じます。
学生や新人では胸椎屈曲位や骨盤後退位などを問題としやすいですが、それぞれ伸展運動や前方回旋運動が出来た場合、そのアライメントはただの特徴となってしまうことへの理解が必要です。
理学療法士はあくまで動きの専門家であるため、動きの中から機能障害を診ていくことが重要であります。
ご意見ありましたらコメントしていただければと思います。
※この内容は個人の解釈がありますので参考程度にお願いします。