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愛情の受け皿が見えたらいいのに。

って、思ったことありませんか?

自分の好意や愛情が、相手になんだか上手く届いてない。
一生懸命尽くしてるのに、まだ足りない!って言われる。
気持ちが届いたかどうかわからない・・・
みたいなことです。

親子に限らず、パートナーや友人、いろいろな関係でも言えそうな気がしますが、今回は、親子関係の、親の立場から書こうと思います。

今朝、長男に
「最近、みんな(おれに)キツイよね」
って言われました。

・・・寝耳に水過ぎて、反応が遅れちゃいます。

「・・・どういうところでそう思うの?」
疑問に思っている、ということが伝わるトーンで聞き返します。
彼は、語調や声色にも敏感で、表情以外にもそこから気持ちを推し量るところがあるので。(勘違いもあるけど、鋭く見抜かれることも多いです。)

「休ませてくれないし」
「・・・・・他には?」
「ん~・・・」

そのまま登校しました。

今までにも、そんな感じのことはあるんですが、
毎回、帰宅するころには何事もなかったようになってるんですよね。

小6、登校渋りが始まって少し経った頃には、
「お母さんは家で休んでるだけでしょ」
と言われました・・・。

全専業主婦を敵に回す発言ですよ。
まったく。

君のことでどれだけ悩んでるか知らないで、よく言うよ!
家事だってしてるし、他にも。。
仕事はしてないけどさ。
一日、遊んでダラダラしてるわけじゃないんだーーっ!

全部、呑み込んでやりましたとも。
ええ、ええ。
大人ですから。
棒読みの「行ってらっしゃい」をした後、
なんだか悔しくて、悲しくて、 情けなくて。
こっそり、泣きましたけどね。

多分、この時は学校休みたいけど、私がいい顔をしないから
がんばって行く腹いせ(?)みたいな感じだったのかもしれませんね。

・・・おや?
もしかして、今朝も同じなのかもしれない。。

それで思い出したのが、
子どもが年長~小学校の頃にかけてよく考えてたことで、
「愛情の受け皿はみんな違う」っていうことです。

長女は、こちらが伝えたことを
そのまま素直に受け取れます。
「かわいいね」「がんばったね」「いいのができたね」と声をかけると、
ちょっとはにかみながらも、
えっへん。そうでしょう?
わたし、がんばったんだ~♪
と言わんばかりのいい笑顔で「うん!」と答えてくれます。

長男は、褒めても素直には受け取ってくれません。
家族だけでなく、お友達のお母さんや先生でも、
お世辞で言ってくれてるだけなんだ、って。
これが、思春期以降ならわかりますが、
幼稚園からこうだったんです。
・・・なんか、私の関わり方がまずかったのかなー、なんて
つい思っちゃいますが、妹はそうじゃないし。

例えるなら、
長女はプラスチックの容器で中くらいの大きさ。
愛情のボールをちょっと勢いよく投げてもびくともしませんし、いっぱいになったら保存もできます。

対して長男は、繊細なガラス製の大皿です。
底面に実は穴が開いていて、塞いでる板が時々外れちゃうことがあるので、中身がこぼれます。

こんなに愛を注いでいるのに、いつまでも満たせない感じがして、
もどかしく思っていたのを憶えています。

おそらく、
周りをよく見ていた長男は、
集団に入った時に、自分よりもできる子がいると気づいて、
自分は「できない」とフォーカスしてしまったのかもしれない。
と今は思っています。
周りが、よくできてる、がんばった、と言ったところで、
当の本人が「できてない」と固く思ってるので「お世辞」になっちゃうんですよね。。。
彼の自信の無さも、こういうところから来ている気がしています。

だから、彼自身が納得の行く結果を自分で作り上げないと、
自信がつかないんだろうなあと思います。
自分に厳しい、というか理想が高いから、そこまで辿り着くのが結構大変なんです。時間もかかるし。
自信がないと、不安になりやすいですし。

揺るぎない自信が自分の手で築けた時、ガラス皿の穴が塞がるんじゃないかなあと思っています。

親からみると、
この三年ほどで、随分穴は小さくなってきた気がします。

これからも、
彼の成長を見守り、応援しつつ、
めげることなく、
繊細な彼に愛情を伝えていこうと思います。

《 今日のまとめ 》
〇愛情の受け皿は、人それぞれ形や性質が違う。
〇自信が育てば、愛情も素直に受け取れる・・・ようになると思う。

読んでくださり、ありがとうございました。
すてきな気持ちが注がれる一日でありますように。









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